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DVD『ドラゴンxマッハ! 』つまらん。 

やたらめったらキャラそれぞれの運命絡ませるストーリー(そのくせ終盤になると雑にキャラをフェードアウトする)と流麗かつ過激なアクションのミスマッチ。『SPL/狼よ静かに死ね』の欠点ばかり受け継いでる。

刑務所暴動場面もラストバトルもマックス・チャンとワイヤーの組み合わせが悪いのか、香港アクションとは思えない違和感が随所にあって大好きなジャンルなのに全く乗れず。アクション監督のリー・チュンチーことニッキー・リーが従来の殺陣をなんとか抜け出そうと苦心してるのは分かるんだが…。

あと音楽や場面で『SPL』への目配せするファンへの期待の眼差しが個人的にしんどい。

ここを締め出されのも時間の問題な気がする

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』さいこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

私は勿論賢明でもなんでもない人なので白い部屋でジュークボックスを流しながらリンゴ食ってます。

『ヴィレッジ』はまだしも『アポカリプト』の最後のお船で作品に難癖つけてた時点で、賢明な人は町山評論にある程度距離を取ってたはずだ。

メル・ギブソンの監督業はわりとどうでもいい派なので『復讐捜査線』や『キック・オーバー』的殺戮主演作をもっとプリーズ!

『ブラッド・ファーザー』 メルギブが、いっぱい殺す、良い映画。 

ジャン=フランソワ・リシェとロバート・ギャンツの画作りの無神経さは『アサルト13』時代から一向に改善されない。トレーラーハウスの襲撃場面の位置関係のいい加減さは目を覆わんばかりだ。

それでも88分を爽快に見せきってしまうのはメル・ギブソンとエリン・モリアーティの掛け合いをブラック・ユーモアで彩ったピータ・クレイグのダイアローグ。それほど多くないアクションシーンせさえ「はやく終わって二人の会話劇に戻らないかな~」と思ってしまったほどだ。

ラストの「一緒に走ろう」からの親子追走場面はこのチグハグだったアクションとドラマがしっかり噛み合って、弱すぎる+少人数の敵陣営という盛り上がりに欠ける要素がどうでもよくなる感動。

マイケル・パークス射殺場面も素晴らしい。

いや、何か疲れたりイライラしてるっぽい人が見受けられたので。

『MIAMI CONNECTION』
こと『テコンドー・ファイター』の予告編を見てると大抵のストレスは解消出来るはずです。おためしあれ。

youtube.com/watch?v=VpZu69OB2K

個々の監督作では勿論面白い作品がいっぱいある人たちだが、ジェームズ・マンゴールドと西谷弘は過大評価され過ぎだと思う。

『ほん呪 72』次回はいよいよ『監死カメラ』からの流れで魔術堂のKATOR氏が参戦、という心霊動画版「マーベル・シネマティック・ユニバース」のような引きなのも驚いた。『監死カメラ』移籍組として、最終作で心霊を見限った横パン菅野くんの参戦はありうるんだろうか?

心霊DVD『ほんとにあった!呪いのビデオ 72』またも傑作! 

「伝説の自主映画」など映像のインパクトを削ぐ因縁エピソード取材の悪癖は相変わらずだが、それでも素材の選択が素晴らしい。作中で語られる通り「木の枝が重なって顔に見えたのでは?」と思えなくもない初期『ほん呪』の味わいが最高。自主映画という体裁と作品そのものの積み重ねが合わさったある種の郷愁すら感じさせる作品だった。

「存在しない友達」は人物動作の素晴らしさに声の巧みな整音が合わさってこれまた見応えある一遍。現象そのものより被害者のリアクションに恐怖の肝があるのはホラー物の基本だが今作はそれを忠実故にトリッキーな映像が活きる。視聴者は振り返った先にいるのっぺらぼう以上に被害者の「お前、誰?」という不安に満ちた声に戦慄するのだ…。

夏の三部作の始動編と思われる『おくりもの前編』は駅で起こる人身事故場面の演出が傑作!飛び込む映像無しでエキストラの所作で見せきるあの緊迫感!ものすごく充実した活劇のエッセンスを感じて本筋と無関係に感動ww

『リトルウィッチアカデミア 』23話に感動した人はコンテを担当された川畑 喬氏の監督作『緋弾のアリアAA』も見てくれよな…。

シャリオ&クロワ、アッコ&スーシィで反復される出会い構図の反復(勿論、ダイアナ関連も)とかはシリーズ構成から盛り込まれてる部分なんだろうけど、場所や対峙するキャラ配置のエッセンスは川畑氏のコンテ力も確実に作用してると思うので。

『昼顔』ドラマ版の方がちゃんとメロドラマしてたよな…(再放送後追い組)

『美しい星』 

吉田大八らしい、どうとでもとれる詐欺師臭い仕上がり。流石『クヒオ大佐』の地で行く方。見事に鼻持ちならない!ここに大嫌いなリリー・フランキーがメインを張るんだから好きになれるわけがなく。何で観たんだ、俺!

地球人火星人云々というより横暴な父親が何だかんだ肯定されるお話みたいに見えちゃうのもヤバい。一面的な見方だけどこの作品じたいが「そう思うならそうなんじゃないの?」とのらりくらりした態度で迫る作品なんだからしょうがない。

あと佐々木蔵之介の瞬き無し描写がダサい。原作を現代的にしようと取り入れた地球温暖化要素以上に滑ってる。

『昼顔』風の撮り方が陳腐。『岸辺の旅』辺りからの悪影響か? 

バス、蛍、ドローン撮影、すれ違いカット、指輪、といった「映画っぽいっしょ?」という西谷弘の野心と、井上由美子の振れ幅が足りなくてこじんまりとしたメロドラマ脚本の相性が最悪。

伊藤歩がなんとか異質な雰囲気を出そうと動くがサスペンスより「不貞カップルを何とか盛り上げよう頑張るおせっかいな嫁さん」みたいに見えて気の毒。正直、松葉杖状態の彼女と上戸彩の物語にしたほうがまだマシな気がする。

祭り描写のしょぼさには「ここに車突っ込ませろよ!」と叫びそうになったし、平山浩行らの上戸らが持つ罪悪感を強調する以上の役割が与えられていないキャラクター描写は不愉快。ここら辺の安直な対立描写は『県庁の星』の頃から続く西谷作品の欠点。基本的に資質が君塚良一に似てるんだよなこの人。

『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』 

3クール分は出来そうな怒涛の展開に圧倒されつつも、プリリズファンの目配せやプリズムショーの過去作の反復描写に食傷気味。

反復は『レインボーライブ』以前のシリーズからの積み重ねというう意味でも決して間違った表現とは思えないし感慨深くもあるのだが、Over The Rainbowの物語の終止符が「王座君臨」という微妙に守りに入った結末の印象も手伝って酷く保守的に思えて…。

大和アレクサンダー、タイガ、カヅキが織り成す破壊と再生のステージ対決は本作のハイライトだが、これとて劇中で二回もステージ破壊を披露した『SING/シング』の大胆さを目にした後だと霞む。

これで上の世代が多少すっきりした(そうか?)ので一条シンくんたちの、新の意味での新世代の物語を見たい。

『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』、『昼顔』、『美しい星』と三本見てどれも「観客はこういう風に受け取って、解釈して、補間してくれるに違いない」という作り手の思いが強く感じられた。問題はそれが観客への信頼というより甘ったれに感じられ総じてつまらなかったこと。

『ある決闘 セントヘレナの掟』中途半端な女性要素、中途半端なカルト要素、中途半端な西部劇ごっこ。 

なかなか家から出発しないリアム・ヘムズワース&アリシー・ブラガ夫妻のだらついた導入部で嫌な予感。

わざとらしい馴れ初め描写に夫婦の危機が迫っているのはバレバレだがそこはスリルより白々しさが勝る始末。アリシー・ブラガが迷い込むウディ・ハレルソン教も教祖からして馬鹿丸出しで頭の悪い脚本に忠実なトンマさ。怖くない。

申し訳程度のガンファイトにいくら血を足しても観客の気持ちはそういう正統派なウエスタンの乗りからすっかり気持ちが離れてるわけで…。

マット・クックは駄目ですね。

名取氏は『アトム ザ・ビギニング 』の2話もよかったな~。『ARIA』や『たまゆら』、『あまんちゅ!』の仕事も素晴らしかったしサトジュウ門下で一番好きかもしれん。

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