『ブラッド・ファーザー』 メルギブが、いっぱい殺す、良い映画。
ジャン=フランソワ・リシェとロバート・ギャンツの画作りの無神経さは『アサルト13』時代から一向に改善されない。トレーラーハウスの襲撃場面の位置関係のいい加減さは目を覆わんばかりだ。
それでも88分を爽快に見せきってしまうのはメル・ギブソンとエリン・モリアーティの掛け合いをブラック・ユーモアで彩ったピータ・クレイグのダイアローグ。それほど多くないアクションシーンせさえ「はやく終わって二人の会話劇に戻らないかな~」と思ってしまったほどだ。
ラストの「一緒に走ろう」からの親子追走場面はこのチグハグだったアクションとドラマがしっかり噛み合って、弱すぎる+少人数の敵陣営という盛り上がりに欠ける要素がどうでもよくなる感動。
マイケル・パークス射殺場面も素晴らしい。