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名刺代わりかのように「今回はこういうノリなんでよろしく!」といわんばかりの腕チョンパ、生首ゴロゴロ、少女串刺しといった残酷描写祭で迎えてくれる『ローガン』。

「『リオ・ブラボー』や『赤い河』を期待して来たら『ラスト・シューティスト』だった」って感じですね『ローガン』。

あと、しつこいけどやっぱりジョセフ・ロージー。森で子供たちが立ってるショットは『緑色の髪の少年』の墓場のショットの引用としか思えない。

『騎兵隊』でトイレに監禁された男の子が南軍に参加しようと大暴れする場面があるけど、あの子役に対する人間としてあつかってない得体のしれない生き物みたいな撮り方が『LOGAN ローガン』のローラたちの印象と重なるのよね。そもそも成人の俳優どころかジョン・ウェインさえ演技力を信用してないフォードの作品だから当然か。

デップーが背負う看板がやたら重くなって大変そう。

ちなみにアメコミ映画はマーベル・シネマティック・ユニバースがあるので終わった感は皆無。20世紀FOXのマーベル展開は今後が興味深くなったけどね。

『LOGAN ローガン』が公開された後の世界で『デビルマン』を発表しなければならない湯浅政明が気の毒になってきた(余計なお世話だよ!)。

『シェーン』も良いけど『マッドマックス/サンダードーム』と『ランボー3/怒りのアフガン』&『ランボー 最後の戦場』も見直そうな、みんな!

イーストウッドが『許されざる者』や『グラン・トリノ』で試みた(そして結局ダラダラと先送りにした)アメリカ映画への「看取り」をジェームズ・マンゴールド一派がやってしまった…、ということか。

ローラたちの描写ジョセフ・ロージーじゃん…。『緑色の髪の少年』で『大いなる夜』で『呪われた者たち』(これは英映画だけど)じゃん…。

『LOGAN ローガン』アメリカ映画これにて終了。さようなら。

未公開DVDスルー『ボーダーランド』原題:Rampage: President Down

ウーヴェ・ボルのRampage三部作もこれにて終了?米大統領から芸能人まで殺して殺して殺しまくる展開には圧倒される!……と、言いたいところだがそこらへんはセリフでしか示されないので拍子抜け。

やっぱクラウドファンディングで金集まらなかったせいか前作『ザ・テロリスト 合衆国陥落』以上にブレンダン・フレッチャーの薄っぺらい社会批判メッセージが全編を覆いつくす勘弁してほしい内容。FBIとの対決も無警戒で相手のアジトに攻め込むFBIの頭の悪さばかりが目立ち殺戮の快感も無し。ブレンダン扮するビルが妻子持ちになったせいかメソメソした内省描写が増加してるのも辛い。

ひたすら「誰かのせい」にして持論を語るビルの姿がボル自身の言動と重なる情けなさと切なさだけは維持して終わる虚無感が魅力といえば魅力。

『最凶女装計画』は大傑作。ウェイアンズ兄弟は偉大ですよ、ほんと。

バーバー さんがブースト

ネトフリで最凶女装計画見てたんだけど、この手の内容でありがちな不快感がゼロでしかもちゃんと笑えてすごい。ダメな人が撮るとただのミソジニーにいきそうなところを性差を超えて友情が生まれるってオチにもしていて泣けた

バーバー さんがブースト

『夜に生きる‬』
‪俺なんかも、“悔い改めよ”って言いながら襲撃しないように気を付けないとね!!!!!!!‬

悔い改めろ!!!!!!!!!

「棺桶から殺し屋がボンド襲撃」場面があるのは『ムーンレイカー』のことかと…。『死ぬのは奴らだ』の死体回収棺桶場面も最高ですが。
  youtube.com/watch?v=cUX2Mj4SN7

今期TVアニメは『フレームアームズ・ガール』と並んで『ツインエンジェルBREAK』が頭一つ抜けて面白いと思う。どちらもギャグとストーリーの盛り上げを両立させてるのが特徴的。『ツインエンジェルBREAK』4話はギャグアニメ史に残る痛快さがあった。

『フレームアームズ・ガール』9話Bは夢の内容が「かなわない理想」ではなく、現実のあおと轟雷たちの関係性と=で結ばれた愉快で楽しいものとして描かれるのも素晴らしく感動的。

目覚めたあおが轟雷たちの風邪が治ったら遊園地に行くことを提案し、それを受けての轟雷たちのハシャギっぷりからもその点は窺い知れる。人間とFAガールの違いは彼女たちの間では大した障害になっていないことが逆説的に描かれてるんだよな。

この辺りは本作と同じく「お互いが人間だったら」という描写があり、それを「かなわない理想」として示した『selector』シリーズを見るとより分かりやすく理解出来るかも。

『FRAME ARMS GIRL』8話から9話の繋げ方に唸る。 

あおの咳→風邪回は勿論、おままごとに使った人形ぐりこ(人間化)との思い出から、轟雷たちの人間化エピソードとリンクさせてるのがまた素晴らしい。

8話はA冒頭の轟雷VSフレズヴェルク再戦ミスリードも絶妙でふじいたかふみ氏のしっとりした演出が全体をしっかり引き締めてる。

このミスリードはコンテ面でも上手くて山本天志回の9話B冒頭では“いつものFAガール視点”と言えるあおへの煽りレイアウトが轟雷待ち合わせ展開のインパクトをおおいに盛り上げてくれる。

昨年ぐらいからの川口敬一郎監督作(『PHANTASY STAR ONLINE 2 THE ANIMATION 』、『おしえて!ギャル子ちゃん』etc)の脂の乗りっぷりはちょっと目を見張るものがあるな~。いやー、面白い!

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