たまこまーけっと/たまこラブストーリー
出町座にて。たまこまーけっとはテレビ版全12話をスクリーンで上映。その後に映画版たまこラブストーリーを上映。途中で二回休みが入りつつ、合わせて6時間45分の長丁場でしたが、もうたまらなく幸せでした。
実は私、たまこまーけっとがあらゆるアニメ、というかあらゆるテレビ番組のなかでいちばん好きなんですよね。たまこラブストーリーも、あらゆる映画のなかで好きなものを10本あげたら入ってくるくらいに好き。
まず、描かれているあの世界がいいんですよ。前作のけいおんとは打って変わって、老若男女が入り混じる色とりどりの街。そしてたまこまーけっとではさまざまなエピソードで一年間が語られつつ、そこかしこでいろんな恋が描かれる。すごいのが、この作品において少女から少女への恋も、少年から少女への恋も、大人の恋も、子供の恋も、ぜんぶ同列なんです。主人公たまこを挟んだ同級生みどりと幼馴染もち蔵の恋でも、「男だから」「女だから」みたいな話は一切なく、ただふたりはライバルになり、ライバルとしての友情も築く。
パーフェクトブルー
理由はよくわからんが、大好きで何度もヘビロテしてる。去年の1月も観た。そしてまた観た。やっぱりなんで良いのかよくわからん。まあ理由なんてわかんなくて良いか・・・今敏のセンスが凄いんだ。オープニングが神ってるよね。
明確な理由は1つある。音楽の使い方。アイドルソング(この映画のために作られたものだと思うが)が、サスペンス調の映画の雰囲気にすごく合ってて、めっちゃカッコいい。そして歌詞がちゃんと物語とマッチしてるんだよね。
現代の日本の音楽と言えばアイドルソングだ。昔「マジカル・ガール」という洋画で何故か昭和の日本のアイドルソングが使われていた。狂ったサスペンス映画なのに。でも超かかっこいいんだよね。
スコセッシ映画の暴力シーンには愉快なポップス、時計仕掛けのオレンジの暴力シーンには雨に唄えば。ドラゴン・タトゥーの女でも処刑シーンにEnya。夏エヴァで2号機が量産機をぶっ殺すシーンが何故カッコ良いか?というと、あのクラシック調の音楽だ。この路線で行こう。暴力シーンで日本のアイドルソング使おう。絶対かっこいい。海外にも売れるぞ。
スティーブン・スピルバーグ提供