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『ダンケルク』IMAX。凄い映画体験!!

あっ、城戸賞とった前作『超高速!参勤交代』は脚本が素晴らしかったのは書いとかないといけないな。

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『超高速!参勤交代 リターンズ』良くできたお話だと思うし、観てる間は笑ったりするんだけど、監督の本広氏が撮りたい何かがまったく伝わってこない。いいんだよメッセージなんかなくても。この画が、この台詞が、この顔が、この殺陣が、何でも良いから撮りたい何かが見えなきゃまったくつまらない。まあ本広氏に期待するだけ野暮かも知れないけど。

『イレブンミニッツ』ワルシャワを舞台にした7組の人々を中心とした群像劇。ワルシャワを舞台にした映画は初めて。監督のストリモフスキの作品は初めて観るが、独特のテンションと複数のカメラを巧みに使い分け俯瞰から地面すれすれの視点まで不思議な画作りが面白い。17時からの11分間に人々に何が起こったのか?最後に迎えるものは何なのか?最後まで目が離せず、ハリウッド映画に馴染んだ頭を裏切るラストに唖然とした。

『何者』
いま時の就職活動って洒落にならないくらいに戦争だ。一時の事だし、長い人生から見れば、たかがに見えるかもしれないが、この瞬間に人生の大きな流れが決まってしまうのも事実だ。
主人公の足掻きと自意識の高さ、自分以外はバカだと思えてしまう弱さは、痛いほど共感できる。しかし、映画より原作の方がそうした気分をもっと鋭く突きつけてきた。
若い役者の演技でよい映画になっているが、残念ながら原作の方が切実がリアルだ。

『暗黒少女』 

安い画面だなとおもいながら観始めたが、なかなかの良作だった。
チープで嘘臭い線にリアリティラインが設定されているからこその世界が映画として成立してた。
朗読5編で構成される、不在の少女の姿がありきたりだが面白かった。いつみ役の女優がブスなのがどうしょうもなく残念だ。あの役は美しく残酷で儚く強くなければならないのに、できそこないのグラビアアイドルみたいな小娘じゃ釣り合わない。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか』アニメ版 

シャフトの作画や演出は炸裂して美しかったけれど、45分のオリジナルを水伸ばしした部分が全てダメだった。
「君の名は。」と比べるのは間違っていると思うが、映画として嘘っぽくて響くものが無いってのが致命的。
奥菜恵の少女と大人の境目の魅力に男の子が幻惑される夏の物語の甘酸っぱさやほろ苦さこそが肝なのに、そこを、描ききれなかったのは脚本の弱さ。
様々なもしもの可能席が、破片となって降ってくる演出は、アニメらしく良いと思うが、キスしちゃダメだろ。
この一点でも分かってないのが、分かる。

『グッドモーニング・ショー』 

どこかで見たことのあるような事柄の羅列ばかる。肝心の立て籠り犯の要求や行動、テレビを通して視聴者の意見の結果も特に驚きがない普通の映画。テレビ局の裏側もありきたりじゃ見る価値もない。君塚良一だからこんなもんか。

『ストリート・オブ・ファイヤー』
ひょんなきっかけで再観。懐かしい。何回観ただろう。
ロックンロールの寓話の名前に恥じない、クールで熱い傑作。
ウォーター・ヒル監督の偏愛に溢れたカットの数々に痺れる。映画ってこうでなくちゃ。
濡れてネオンを反射する路面、みがきぬかれたアメ車、雨の中のキス、高架を走る電車、立ちあげる住民、痩せ我慢の別れ‥
シンプルこそが力で魅力な娯楽映画だ。

Novy さんがブースト

@Novy 原作より『ナラタージュ』の部分があり、素敵であったと思いませんか?私個人的に秋に入る『ナラタージュ』を意識したこの映画のナラタージュの追加ではないのかと思ってしましました。

『君の膵臓を食べたい』
わかってたんだよ最初から。原作読んだときも電車のなかで号泣しそうになったから。僕が感情を露にしたシーンで涙が溢れてきた。
「月が綺麗ですね」に代わる現代 I LOVE YOU にノックアウト。

『スキャナー 記憶をよむ男』
古沢の脚本に期待してみたが、さすがの金子修介監督、無難にまとめてきた。良くできた二時間サスペンスのような演出にポップコーンムービーとしては良質な一品。

『心が叫びたがってるんだ』(アニメ版)たまたまテレビで流れてたのを最後まで。劇場で観たときは大泣きしたくせに、今日も泣く。それにしても邦画の皆は10代のあの頃が好きだね。俺も振り替えって甘酸っぱくなるの嫌いじゃないけど。ついつい金ぴかのお城で~♪と口ずさんでしまう。

『スタートレック Byond』映像の迫力は凄いんだけど、前作のイントゥーザダークネスでシビアの設定を魅せられた後だけに、普通のスタートレックだった。これはこれでデートムービー、ウィークエンドムービーとしてはありなんだろうけど。

『ジョン・ウィック』
あんな可愛いイヌを殺した奴を許していいはずがない。と映画の本筋、主人公の心情とは微妙にズレた目線で観てしまったが、最後までキアヌに魅せられた。シャープ過ぎない動きが逆に生々しくて、嘘の世界をリアルにしていた。続篇楽しみだ。

『オクジャ』家畜、屠殺、食肉、自然愛護テロ等など刺激的に見えるテーマながらも、突っ込みが一歩足りない印象。これくらいで、劇場公開が難しいからNetflix製作公開って事だと、ポリコレ含めた世の中の環境、特に製作配給側と受け取ってリアクションする「一般」観客の常識は、かなりヤバイんだと思う。映画なんて悪場所なんだから、テレビや教科書では見られない事をドンドン扱ってかなきゃ。感動や愛しかない映画館なんて糞だ。て思うのは旧世代なのか?

『 L I F E 』 

エイリアンのようで、エイリアンじゃなかった。
オチの絶望感は半端なかった。
こういう胸糞なエンディングって好きだわ。

恐怖よりも一人ひとりの死を悼むシーンが印象に残った。どちらも生きるためだからね。彼から見たら最初に攻撃してきたのは人間だし、ファーストコンタクトの誤解からは、悲劇しか生まないのかね。ある意味王道の展開だけれど、冒頭の火星からのポッド回収の長いワンカット、上下左右前後にカメラが移動しながら人も物も無重力を維持し続けてて、この映画のリアルを構築したのには感心した。

『団地』藤山直美と岸部一徳の大阪弁でのやりとりがすてき。阪本監督らしからぬ意表をつくオチだが、あれは死のメタファーだと強く思う。逃げることを肯定する強い映画だ。

『ハクソー・リッジ』狂的なまでのの信仰と信念を貫き通すことで実現した出来事を、信仰心の厚いDV監督が映画にするとこうなったと言う不思議な感動作。ピュアな青年の行動には胸を打たれるが、彼女との出会いや兄との喧嘩など、どこかに不気味なサイコ気質が滲み出ていたり、残虐極まりない火炎放射器による攻撃を執拗に描いたり、信仰の奇蹟を描くためならば残酷というか冷酷な事すら徹底して描くというなんとも異型な印象。

映画.com主催で丸の内ピカデリーで『ブレードランナー』爆音映画上映会イベントがあるらしい。抽選で200組400人限定。当たって欲しい!

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