『何者』いま時の就職活動って洒落にならないくらいに戦争だ。一時の事だし、長い人生から見れば、たかがに見えるかもしれないが、この瞬間に人生の大きな流れが決まってしまうのも事実だ。主人公の足掻きと自意識の高さ、自分以外はバカだと思えてしまう弱さは、痛いほど共感できる。しかし、映画より原作の方がそうした気分をもっと鋭く突きつけてきた。若い役者の演技でよい映画になっているが、残念ながら原作の方が切実がリアルだ。
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