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『悪女/AKUJO』 

未知のアクション。技術よりも体力を優先して若いカメラマンを起用したとのことで、もしかしたら役者よりもスタッフの方が体を張っているんじゃと思うほどのやりすぎ!冒頭のPOVから引いての集団戦に至るシークエンスだけでも金を払った価値がある。それに対して話は足を引っ張っているように思えた。アトミックブロンドを見た後では戦う女主人公として古く見えるし、監視役のイケメンとの韓流ロマンスに面白さを見出せなくて。タイトルの意味もあまり腑に落ちないまま。

インフルエンザが大流行中で怖いけど悪女は見に行きたい。明日明後日を逃すとスケジュールが厳しくなりそうだし。『殺人の告白』以上にやり過ぎアクションなんでしょう!?

マッチョデーモン さんがブースト

塔の上のラプンツェル
やたら評価が高いのでDVDで鑑賞。ディズニー(およびピクサー)映画は子供と一緒に観に来た親も楽しめると言うことで評判だが、遂にこの映画では親への説教を垂れる。娘はテメェのオモチャじゃねーんだ。良い加減子離れしろ!と・・・。
塔に閉じ込められたプリンセスを泥棒が救い出し追い掛けられる(この映画では、馬が銭形だな)という展開は、カリオストロの城を思い出させる。荒くれ者だけど、映画のヒロインに対しては何故か優しい荒くれオッサンどもの集団は紅の豚やラピュタの盗賊集団を思い出させる。90年代前半の宮崎駿映画っぽくてワロた。水攻めシーン、髪の毛を使ったターザン、宝を盗み出すユージーンはインディ・ジョーンズ。まぁディズニーにパクられるなら本望やろ。
「これから先も行きている限りずっと逆らい続けるから!」よく言った!!!ラプンツェル!!!いくら綺麗事を並べたところで、何に対しても逆らわずに生きている人間など奴隷に過ぎない。多かれ少なかれ、人間は何かに対して逆らい続けるのだ!

実は映画館では見てなかったダークナイトがIMAXで公開中なので今から向かうところ。これで肩身の狭い思いをしなくて済むw

今年初映画館『花筐/HANAGATAMI』 

理解できてない部分はかなりあるが見て良かった。舞台・人物設定や演出など普段見る戦争映画とは異なる切り口。訴えたいことは分かりやすい。生きたくても生きられない人間もいるのに健康な人間に死を要求する戦争の不条理。大林監督が余命僅かというのもメッセージを切実に。幻想的な情景がロケ地である唐津市のPRとしても素晴らしくて、そんな遠くないので近々足を運びたいと思わされた。

3以降のターミネーター、少しは「世間には酷評されてるが世間が間違ってるんだ!」と肯定する関係者いないのかな。新作作る度にあれは失敗だったとボロクソでじゃあもうやるなよとしか思えない。

マッチョデーモン さんがブースト

見直したけど、「スターウォーズは7しか見てません」な映画普段みない勢や映画通ぶってる方が、最後のジェダイが面白くない、と仰る気持ちも分からなくはないのです。確かに映画として一本では完結してないし、映画の中で進んだ出来事も(上映時間の割には)大掛かりではないですから。
それでも、ルーク・スカイウォーカーの物語を終わらせ、レイとレンに繋げていく大事な話だよ。スターウォーズとしては大変大事な、そして大変面白いエピソードだと思うのですよ。

今年はドゥニ・ヴィルヌーヴの偉大さを感じた年でした。締めに見た『灼熱の魂』も大変心揺さぶる良いもので。皆様も来年も健やかで良い映画ライフを!

マッチョデーモン さんがブースト

今さらSW感想(ネタバレ含) 

旧シリーズに対する記憶が幼少期からアップデートしてないせいか「こんなに人が死ぬ作品だったっけ!?」ってなりました ボロボロ泣いてしまった
ずっと厳しい状況で息が詰まるような気持ちで「ここから救いはあるのか……?」と祈るような気持ちで観てしまった ある意味新鮮に楽しめたのだからよしとしよう(笑)
呉越同舟・敵同士の背中合わせが大好きな私にとってはあまりにもご褒美であった そこから和解はしないところもよかったけど、和解パターンも観てみたさはあるな!話が進まないか!w
一部ではローズブス論争があるらしいけど、個人的には美人じゃないから最高で、美人だから許される女じゃないのがよいのだよ
新世代の成長描写が少なくて物足りなさはあるけれど、いい世代交代だったなという感じ 若い世代にこれから期待していきたい
一番のイケメンはBB8

クリスマスイブとか関係なしに返却期限が来てたので『わたしは、ダニエル・ブレイク』見てました 

困った人を救うはずの福祉が機械的に人を殺す残酷さ。権利ではなく上からの施しとして見られることがどれだけ人の尊厳を奪うのか告発する社会派映画。日本にも強く当てはまる。

『スターウォーズ 最後のジェダイ』 

見る前はスカイウォーカー家のお家事情映画になるんじゃと不安に思っていたが嫌な予感は外れてくれた。レイの出生、最後に映る労働者の子供の姿が特別な生まれなどなくてもヒーローになれる世襲血統主義へのカウンターになってて力強い。アメコミもそうだし、アメリカはこういうので強いなあと。粗はあるが、カビの生えた伝統などクソ喰らえと言わんばかりに新しいSWを展開しようとした姿に好印象。

『あゝ荒野』
タイプの全く異なる2人の男のボクシングを通じた友情の話でありながら本当に繋がれるのはリングで拳を交えてのみ。誰しもが繋がりを持ちながらも孤独。そんな人間模様を5時間を超えながら濃厚に描く高い熱量を持った力作。

リュミエール、うちの県どころか地域で全く上映していないのよね。来年まで待たないといかん

想田和弘監督観察映画『精神』
題材については自分も当事者なので見始めるのに時間を要した。健常者にはカーテンの奥に隠れている精神障害者を怠け者でも凶暴でも聖人でもない姿で曝け出す。そしてその境界線はそう遠いものではないことも。障害者に限らず自分の中の偏見に向き合わされる。想田監督の一作目『選挙』のように楽しめる被写体ではないので難易度は少し高い。

何故かウチの田舎シネコンでも上映されてた『KUBO 二本の弦の秘密』も見たんだった。コララインで驚愕し感激したLAIKAのストップモーション妙技は冒頭の荒海から健在。映画にスペクタクルを求める人にも応えてくれて間口が広い。キャラクターが全般的に優等生すぎるのは玉に瑕。コララインくらいは自分勝手さがあっても可愛げがあったのに。

『ジャスティスリーグ』ネタバレ有り 

復活させるの早すぎ。1回くらいは不在のJLを描いて満を持して登場ではダメだったのか。どうしてDCとワーナーはこう生き急ぐのか。BvS擁護派としても今回はトランスフォーマー並にVFXが多すぎてCGしか見ていない気になった。格闘アクション大幅減でハイテクメカに頼るバットマンは哀しい。「能力は金持ち」を実践してはいるが。フラッシュが救い。どうかゆっくり育ててやって欲しい。

ソフト化待ちかなと諦めていたドリームが明日から近所で上映するようで嬉しい誤算。KUBOも遠出せず見れる。その割りを食ってバリーシールはいよいよ観に行くの無理そうだし、ITも危うくなってるのだけど。

テラフォーマーズは1時間くらい頑張って見て限界だった。その後に見た三池映画の喰女や無限の住人は大変気に入ったのでリトライしてみたい。気が向いて時間があれば。

『ブレードランナー 2049』 

前作の良さがよく分からないので鑑賞を躊躇っていたが思い切って見に行ってよかった。「人間らしさは愛だよ愛」と驚くほどに分かりやすいストーリー。前作の情景を丁寧に再現してたLAは既視感のあるビジュアルでイマイチ惹かれるものがなかったが、LA外に出てからラスベガスに行ったあたりで痺れる。長さを気にすることもあまりなく、エンドロールはオマケ映像や義務感なしで純粋に余韻に浸っていた。3Dで見るべきなのに機を逸したのは残念。

『エル ELLE』
一般的なフェミニズムとは遥かにかけ離れた人物設定で主人公の意図とほぼ反して結果的にフェミニズム映画を成立させるバーホーベンの偉大さ。人物関係を把握したのが後半になってやっとだったので付いて行くのに苦労したがユニークな映画で映画館で観れて良かった。

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