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『激動の昭和史 沖縄決戦』
沖縄返還直前に公開された岡本喜八による沖縄戦全体を俯瞰した映画。前半は色々細かいエピソードが散漫に入っていて、ナレーション過多のストーリーテリングもあり豪華な戦争特番といった雰囲気。休憩を挟んだ後半は地獄という言葉すら生温い死に次ぐ死。人命を軽視した旧日本軍への非難と捨て石にした本土人の謝罪意識が見て取れる。現在顧みられるべき戦争映画だと思う。庵野秀明のフェイバリット映画らしく、軍議シーンの多さはシンゴジラで受け継いでいる。

『マイティソー バトルロイヤル』 

いつもながら面白いロキさんの魅力満載。親父に化けて自画自賛する姿、かつてボコボコにされたハルクを見て怯える姿、救世主参上とご満足そうに現れる姿で最終的にはちゃっかり味方ポジションに収まるロキさんは素敵だ。アベンジャーズ最強クラスのソーがパワーアップしても単純な戦闘力では叶わず、冒頭の余興と思ってた存在を駆使して倒しててDB的な際限のないインフレには向かわない所がいい。Dr.ストレンジもそうだった。対サノスも期待ができそう。

用事ついでにソーかIT見ようとしたけど大混雑に怯んで退散して酒飲んでる。どっちも2時間半もあるのでぎゅうぎゅう詰めで見るのはキツい。初日が祝日なので予想はしてた。

皆さんのトゥート見るとやっぱりブレードランナー見ときたいなという気になるが、アトミックブロンドの予告でIT(今週)KUBO(再来週)と今月観たい映画が増えたのでますます見るのが難しそうに…

『アトミックブロンド』 

フュリオサに続くシャーリーズ・セロンの闘う女キャラ像の進化系。映画の最初に痣だらけの裸を見せて、自身もしこたま殴られながら拳で蹴りで鈍器でぶっ飛ばす姿はもはや闘う"女"キャラという枠すら超えたアクションキャラクター。長回し(風?)のシーンは特に目が離せない。個人的に音楽は皆が言うほど響かなかったが、被ダメの多いアクションとポップカルチャーの引用は監督の次回作デッドプール2で大いに発揮されると思うので楽しみ。

アトミックブロンドとバリーシールを近日中に見たくて、ソーが今週ジャスティスリーグがその少し先に控えてる状況でブレードランナーは観れるだろうか。上映時間が長いとこういう時に選択肢から外れがち。

面白い映画は鑑賞中尿意をもよおすことが多く、つまらない映画は大体大丈夫な人体の不思議。トイレに行ったらいけないと思うから余計にダメなんだろうか

『猿の惑星 聖戦記』 

遂にエイプと人間の最終決戦と思ってたのに漁夫の利みたいな形で終わってしまって期待外れ。シーザーのコバ化及び人間化も有耶無耶に終わらされた気がする。オリジナルに続くのであの暖かい交流をしてた少女も結局は家畜化するんでしょうと。皮肉がない。

Amazonプライムで『水戸黄門漫遊記 怪猫乱舞』を鑑賞。
タイトルに偽りなしの化け猫大劇場。ぐるぐる回り消えては現れ分身までなんでもござーい。黄門様一行は油断こいて痺れ薬飲まされ川に沈められかけられる無能ですw 1時間もない怪作で一見の価値あり。

マッチョデーモン さんがブースト

『アンブレイカブル』
スプリット観たら、観ないわけにはいこない。
十数年ぶり。改めて観るとすごい終わりかたしてたけど、ヒーロー誕生と同時に悪役誕生の話でもあって、サミエル・L・ジャクソンを主役としてみるととても切ない。不思議な映画だ。

『ジェラルドのゲーム』 

手錠プレイの最中にバイアグラで夫が死ぬアホなサスペンスから性暴力の心理カウンセリングへの変遷。各種メタファーや夫、父、怪物ら性暴力者が一体化する瞬間が良い。スティーブン・キングらしさも十分だと思う。ただ内なる存在との幻覚会話劇が退屈な演出でちょっとエンジンがかかりにくい。

『モアナと伝説の海』
都合が合わなくて映画館には行けなかったがこれはスクリーンで見たかったなあ。水や岩、砂粒の細やかな質感。アニメらしさを存分に発揮するモアナとマウイの大活劇シーン。ディズニー「プリンセス」という役割を否定する柔軟な表現のアップデートも良くて、ポリコレでエンタメが窮屈でつまらなくなるなんてのは大間違いと思った次第。

Amazonプライム仕事早いな。もうカズオ・イシグロ原作映画の割引レンタルやってる

俺、8月の入院中にAmazonとネトフリで1日1本は映画見てて飽きないように様々な年代ジャンルを見てたら好みの幅が広がって退屈な入院生活だがそこは収穫だった。でも入院長引いてスパイダーマン見逃したら呪ってただろうな。

トランスジェンダーというと相当前に見たのでほとんど覚えていないけど『ボーイズドントクライ』がそうだったかな。可哀想な結末だったことは覚えてる

沖縄に関心があるので沖縄戦の映画を見ようと調べてみたんだけど意外と少ない。とりあえず岡本喜八の映画と2つあるひめゆりの塔を押さえておくかな。ハクソーリッジは何故だか相変わらずあまり興味をそそられない。

マーベル展最終日に滑り込みで行けた。全体的にMCU映画のイベント。ドラマは触り程度、FOXマーベルは無視してはいませんよくらいの扱い。人気に比例しないデップーの扱いの小ささがよく証明している。ファンタスティックフォーはマーベル史を語る上で重要だからそこそこあるけど。ディズニーが嫌がったのかベイマックスは完全にノータッチです。

『おろち』再鑑賞
楳図かずお先生の名作から2つのエピソードを合わせ再構成。再構成に至って主要キャラに改変された部分があるが、これが原作以上におぞましい人間性を描くこととなってて良い。楳図ワールドの表現も素晴らしく、漫画実写化の大成功例。

フィルマークス用の思い出しレビューがガンガン書けているが、思い出しレビューに書くのは二度と見たくないけど内容は覚えている映画で酷評ばかりだから流石にこれを一斉放出するのは憚られるw

『三度目の殺人』 

なんだか若手監督がやりそうな説教臭い話をバカ真面目に演出されてて青臭さすら感じてしまった。タイトルの意味も途中予想した通りでどうしたの是枝監督?という思い。

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