『エリザベート 1878』雑感 


1877年のクリスマス・イヴに40歳の誕生日を迎えたエリザベートは、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務に窮屈さを覚えていく

紙のように薄いレモン
度々出てくる喫煙シーン ヘロイン💉
活動写真 声は残らないから何を叫んでもいい
バイエルンの夜の湖のいとこルートヴィヒとのシーン、綺麗 私の湖で死ぬなよ 海のほうが好き→ラストの…🛥️
精神病棟で檻のような囲いの中に閉じ込められている女性たち→ベッドに横たわるシシィ 病院で温浴治療している女性→浴槽に浸かるシシィ 恵まれていても彼女らと大差はないと言いたいかのような転換
結婚を認めないっていうとこ、素の私を愛するのはあなただけ言ってたけどおまえだけ自由にならせないみたいな感じもしてこわいよ〜
40歳は平民女性では平均寿命です 👅
周囲が縮小したかのような部屋の中で巨人のように佇む場面
あの日のママは威厳があったわ 実の娘も影武者に気づかない皮肉というか空虚さというか まさに“象徴”って感じ 皇后を讃える歌も歌詞は美ばかりで中身は求められてない感

『オマールの壁』と併せて今観てほしい『パラダイス・ナウ』 

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自爆攻撃者に選ばれたふたりの幼馴染みが、葛藤しながらテロ決行に至るまでの48時間を描く
「最悪の犯罪は人の弱さにつけ込み── 密告者にすること」
「彼らが加害者と被害者の役を同時に演じるなら 僕らもそうするしかない。被害者であって── 殺人者となるしか…」

マッチの火の点け方がバチクソキマっているシーンがある

サイード役、『テルアビブ・オン・ファイア』の人だ。そして吹替が井浦新と窪塚洋介だった

今(じゃなくてもだけど)ぜひ観てほしい『オマールの壁』 

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一昨年観たのですがすごい面白かった(というのも不謹慎な気がしますが) 

壁で分断されたパレスチナ。青年はイスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られる…

イスラエルの捜査官が“自白”を引き出すくだりがめっちゃ良いんだよ。崩れゆく信頼…

『エル・トポ』を観ました 

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西部劇のガワ被りながら宗教的・哲学的な探求してるの面白い
章名も旧約聖書からだけどかといってなんとなくキリスト教以外の宗教っぽいイメージが想起されもするような。BGMの影響もあるかも

4人のマエストロのシーンそれぞれ好きだな〜
終盤のエル・トポ父子と女の奇妙な資金集め風景とかもいい
私欲に走っても虚無だし、人々の為にとトンネルを掘っても見るも無残で皮肉な最後に。冒頭のモグラの挿話のごとく。求道ってなんだろうね…… 息子たちの旅は続くけれど

監督が「暴力抜きに神秘的な画は撮れない」と語ってるのも頷ける強き画が多🐇

『手紙は憶えている』観た 

/ クリストファー・プラマー | 映画の宅配DVDレンタルならGEO rental.geo-online.co.jp/detail
主人公が認知症抱えてる典型的な“信頼できない語り手”なのでむしろ単純に復讐遂げるオチじゃないんだろうなとこちらも身構えて観てしまうところはある。ゼヴの正体はなんとなく想像がつくけどクリストファー・プラマーの演技がいいので映画観たなぁという満足感はある。ワーグナーが好きって言ってたのも仄めかしかな🎹

これを『復讐の記憶』がどう韓国味に?翻案してるか気になる

『メメント』 

観ながらジョジョのジェイル・ハウス・ロック、『殺人者の記憶法』、『ビューティフル・マインド』etc色々な(先に観てしまった)フォロワー?作品のことを思い出した。今観ても十分楽しめたけどもっと早く出会いたかったな〜

ノーラン監督(観る前から勝手に)苦手意識あったんだけど面白かった。冒頭のポラロイド写真からの逆行、印象的だし構成暗示してて親切だな。サミー夫婦の話も終盤テディが丁寧に種明かししてくれるけどそれなくてもそうだろうなって見せ方になってるし
THE 信頼できない語り手

"自分の行動に意味があると信じて たとえ覚えてなくても"
なんかいいこと言ってる感じのモノローグだしみんな切ない〜可哀想〜🥺て感想言ってるけどめちゃくちゃ怖くない……?!となってしまった。次の「ジョン・G」を追って(死ぬまで?)彷徨い続けるってことだよね……?(まぁそれが哀れっちゃ哀れか)

EDがDavid Bowie "Something In the Air" だわ

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映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。