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『凍河』(1976) 

原作は五木寛之。主演はこの頃は既に同棲していて翌年にはデキ婚する中村雅俊と、桐谷美玲にソックリな五十嵐淳子。
精神科のリハビリ施設が舞台だが、中村雅俊が全然医者に見えないのでよくある青春ものと変わらない雰囲気。
これが最後の映画になった石原裕次郎は、友情出演扱いで2シーンのみの登場。
話は今イチだが、佐分利信に岡田茉莉子と豪華なキャストを揃えたせいか見応えはあった。
特にMVPといえるのが女子校生役の原田美枝子!

@zsuchda 邦画はHuluが結構多いような感じですかね?

何とネトフリに『どんずまり便器』が追加されてるw

@yamada2008 Amazonプライムも今は月単位で契約できますが、ラインナップを見ると今イチな感じです。

Huluが大株主の日テレの配信用子会社化してきたので、今月で解約することに。

@yamada2008 旧作増えましたが、70年代以前のものが殆ど無いのでまだ不満ですねえ。

『霧の旗』(1965) 

松本清張原作、山田洋次監督の邦画ミステリー最高傑作。能天気な寅さん映画と真逆の世界で、終盤の倍賞千恵子が演じる桁外れの冷酷な女が凄すぎる!

『この国の空』 

終戦直前の東京杉並区の庶民の話で、戦闘や空襲シーンは無し。
戦時下の生活についてなのか、隣人との不倫話が主なのか今イチ焦点がボケていた気がする。
尻は丸出ししても、乳は絶対見せない二階堂ふみの濡れ場も中途半端。
本編はそんな感じだが、何よりも母親役の工藤夕貴と叔母役の冨田靖子がエンドロールを見るまで分からなかったのが衝撃である。
二人共まだセーラー服の女学生のままのイメージで、自分の中では固定されているようだ。

陣内孝則、大江慎也、町田康と今は皆50代後半か。今、バースト・シテイを観たらどんな気持ちだろうか。

『爆裂都市 バースト・シティ』 

昨年地元のフィルム専門映画館(今年閉館)で数10年ぶりに再鑑賞。今回はHuluで再々鑑賞。
人の手が作ったというよりも、時代が作った傑作。どうやって撮影したのかと思う暴動シーンの連続みたいな作品だが、泉谷しげると売春少女の話は独立した作品として観たい気もする。あっけなく殺される上田馬之助はもっと活躍して欲しかったし、前半の一シーンだけ登場のコント赤信号がホノボノとして良かった。

『ジャージー・ボーイズ』 

NHK BSで再鑑賞。
フォー・シーズンズについてはビートルズ以上に思い入れがあって、グループの歴史が舞台のミュージカルになり、イーストウッドが映画化するとは夢にも思っていなかった。
最初にリアルタイムで知ったのはオリジナル・メンバーの全盛期ではなく、75年にフランキーとボブが再結成し、「愛はまぼろし」と「あのすばらしき夜」を大ヒットさせた頃である。つまり映画本編で最後の曲とエンディングの2曲で、実はトミーとニックは参加していない曲だが、映画で流れてきた時は感無量だった。
映画の役者はフランキーのクセのある歌い方を少し大袈裟にしている点が不満だが、雰囲気は良く出ていたと思う。できればフランキーのソロの「グリース」も少しだけ入れて欲しかった。
ちなみに全米で大ヒットし監督がイーストウッドにもかかわらず、この映画は地元のロードショーはスルーされてしまった。これをきっかけに、もう映画は映画館に拘るのはやめた。

原作、70年代の映画共にあまりにも有名なミステリー。トリックも犯人も知っているけどやはり観たい。もう少し大物キャストを入れて欲しかったところもあるけど。eiga.com/news/20170720/4/

『スティーヴ・マックィーン その男とル・マン』 

マックィーンが製作・主演だが、中身はセミ・ドキュメンタリーに近かった『栄光のル・マン』撮影秘話集。
脚本が出来ていないのに撮影を始めてしまい、無駄な出費が出過ぎた事が全ての間違いだったようで、これじゃあジョン・スタージェス監督も怒って降板してしまうだろう。結局映画の権利そのものも手放すハメに。
撮影中にチャールズ・マンソンの標的にされていたのが判明したとか、撮影中の事故でドライバーが火傷したり片足切断など不幸な出来事が次々と起こる。映画の完成後、スタッフなど関係者が沢山業界から身を引いてしまった事から、やはり呪われた映画だったのだろうか。
それにしても、あの主演美人女優が今はスウェーデンの国会議員だとは驚いた。

@Olive 苦手なCGものやジブリ系アニメ以外で、面白そうなものは何でも観ていますね。話題作や決めたジャンルしか観ないというのが日本の映画ファンの主流ですが、視野は広げないともったいないです(^^)

『グラスホッパー』 

伊坂幸太郎の原作は三年位前に読んだけど、中身を全然覚えていない。
映画の方はそれなりに種明かしもあるサスペンス仕立てになっていて、まあまあ面白かった。
豪華なキャスト陣は頑張っていたが、MVPはどSキャラがハマっていた菜々緒で、あの容姿が様になっていたと思う。
山田涼介の最初の殺しの場面はダンスみたいで下手クソすぎ。全体的にこのシーンが浮いていたのが残念。
どこかで見たような情報屋のオバちゃんが、伝説のフォークシンガー山崎ハコだったのにはビックリ!

『最高殊勲夫人』 

昭和30年代、高度経済成長期の東京丸の内辺りのサラリーマン話。
暗い戦後は遥か昔に終わって、上り調子の日本人の姿がスクリーンからハミ出るような迫力で描かれる。女性会社員はOLではなく、ビジネスガールと呼ばれていたらしい。
話は他愛のないものなので、誰もが前向きだった時代の貴重な映像記録として観るのがいい。

リンダ・カーター版の元祖ワンダー・ウーマン、来月ソフト化されて日本発売らしい。懐かしい!

『ハドソン川の奇跡』 

偉大な映画人も人生の終盤になると、こんな刺激もドラマも無い映画を作りたくなるようだ。
正直なところ、機長の苦悩があまり伝わってこなかった。トム・ハンクス達の芝居の部分よりも、エンドロールで少し流れた本物のサレンバーガー機長と乗客達の映像の方が感動的だった。

ついさっきまで信じていた仲間だったのに、あるきっかけで手の平を返したように敵になるという、現代社会でも良くありがちな事をホラー映画の手法で表現した偉大な監督だった。ロメロ監督よ、永遠に。

『少女は異世界で戦った』 

戦うアイドル・ユニットという発想は面白いけれど、少女っぽいキャラは元AKBの加弥乃ちゃんだけなので、ライブシーンは引いてしまった(笑)
異世界というややこしい話のせいか、後半はやたら説明的な台詞が多いのもマイナス。
主役の4女優はアクションを頑張っていたし、CG合成の対決シーンの完成度も高いだけに惜しい残念作。

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