3年後位にBSやCS、ネット配信で観たらなんでこれが作品賞ってのが殆どなので、もうわざわざ映画館に観に行く気にならなくなった。

『アウトバーン』(2016)
ベン・キングズレーとアンソニー・ホプキンス怪優二人の存在感の方が凄すぎて、メインのカーアクションが全然印象に残らなかった。

『草原の実験』(2014)
今年最後に観るべくキープしていた作品。台詞が一切無いため、洋画を字幕無しで観たのは初めてかもしれない。主人公の女の子は目の保養になるし、実に良い作品だった。

『パターソン』(2016) 

首都圏から3ヶ月遅れの地元上映。
お芝居をドキュメンタリー・タッチで一本の映画に仕上げるジャームッシュ監督のお家芸がこの作品でも楽しめる。
もっとも本物のドキュメンタリーだったニール・ヤングのライブ映画は生々し過ぎて、逆に全部脚本があるのではないかと感じたりして。
本作は主人公夫婦よりも、バーの老マスター、失恋した黒人青年、『死靈館』レギュラーの詩を書く女の子にブルドッグのマーヴィンなど、脇役陣が実に魅力的。
最後の永瀬正敏の登場は、悪いけど余計だった印象。

名刺代わりの映画10選 

第七の封印
若者のすべて
真夜中のカーボーイ
ラスト・ショー
パピヨン
わが心のふるさと
フィツカラルド
ニーチェの馬
用心棒
人魚伝説

『エヴァの告白』(2013)
暗い雰囲気だけど久しぶりに感動した。ホアキン・フェニックスがこれまで観た作品の中では一番良い芝居をしていたと思う。

『雨月物語』(1953)
BSオンエアのデジタル復元版で再鑑賞。最近撮影したものをモノクロ処理したかと思うような綺麗な映像。音楽鑑賞はアナログに限るけど、映画鑑賞は元ネタは古くても最新のデジタル映像がいい。
溝口健二監督の代表作の一つで、俳優陣の完璧な演技の中でも特に毛利菊枝の怪演が素晴らしい!

『17歳』(2013)
主演の女の子が若き日のドミニク・サンダ様にソックリで凄い美形。映画の中身はともかく、フランソワーズ・アルディの70年代の曲が数曲使われていて懐かしかった。それにしても、ポスターに何故あんなブスに写った写真を使ったのものか。

『かくも長き不在』(1960)
人によっては、かくも長き退屈な映画かもしれないが、カフェの大掛かりなジュークボックス見れただけで満足w

『ブレードランナー 2049』
内容については他の方が色々書いているので触れないけど、82年版の大ファンとしては大満足。
誰も音楽について書いていないが、ヴァンゲリスを継承するような70年代ジャーマン・プログレのアナログ・シンセ風のヴォーンというのが懐かしくて感動した!

ドゥニなんちゃら監督の近作「ボーダーライン」は先日CS見たけど、5分ごとに寝落ちしそうになるくらい退屈だった。旧作のジェイク・ギレンホール主演作の方は結構面白かった記憶があるけど…

82年版で一番記憶に残っているのが何故か「二つで充分ですよ」の怪しい屋台のシーン。というわけで、ファーストディを利用してブレードランナーをこれから観ます。

『ウォーキング・デッド S8』第一話を視聴。エンドロール前に撮影中に事故死したスタントマンとジョージ・ロメロに捧ぐと出ていた。

『男性の好きなスポーツ』(1964) 

釣りネタの能天気なハリウッド・コメディ。
60年代の話なのに丸2時間の上映時間の内、黒人が一人も出てこないという異様な世界が気持ち悪い。ちなみに白人以外ではキャンプ場の管理人役で、詐欺師の先住民が一名だけ出ているという徹底ぶり。
ロック・ハドソン以下キャストにも魅力が無く、ギャグも定番のものばかりの凡作である。
今時のCG映画しか観ていない人には、新鮮に感じるかもしれないけど。

ディスクを購入して映画を観ている人、まだ結構いるんだなー

『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』
好みは人それぞれとはいえ、何故こんなブスをヒロインに選んだのか理解に苦しむ。むしろ酔いどれ教授を主役にして欲しかった。

『インポッシブル』(2012)
2004年のスマトラ沖地震による津波のパニックもの。ユアン・マクレガーとナオミ・ワッツの息子役が、現スパイダーマンのトム・ホランドだとはビックリ。

『ハードウェァ』(1991)
殺人ロボットものカルトB級SF。えらい強いロボットだけど、何ともアナクロな方法で壊れてしまうのにガクッ(笑)

『太陽の下の10万ドル』(1964) 

アクション、魅力的なスター男優、セクシー美女と三拍子揃ったフランス娯楽映画の隠れた傑作。
ベルモンドとリノ・ヴァンチュラが、狭い山道を大型トラックでカー・チェイスするシーンは凄い!
セクシー悪女役のアンドレア・パレジーもいいけど、ベルモンドにカラダしか取柄が無いと言われるドライブ・インの女の子も魅力的。
フランス映画屈指の名作曲家、ジョルジュ・ドルリューによる壮大な音楽も素晴らしい!

『告発のとき』
戦争&軍隊批判ものなのに、法廷ものの邦題付ける日本の配給会社のセンスに唖然。

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