「The Fall 落下の王国」の話が出たので。
個人的にとても好きな映画ですね。
ターセム・シンの第二作、その後はCGバリバリの映画撮ってるので「ザ・セル」と合わせてロケでの映像美が楽しめる良作。
美しいオープニングに引き込まれ、御伽噺パートの衣装デザインやどこで撮ってんねんっていうぐらい美しい情景の数々に夢見心地になり、最後はほっこりさせてくれる。
「ニュー・シネマ・パラダイス」のようなラストの演出では裏方への愛が大いに感じられて実にすばらしい。
おすすめ『落下の王国』
初見のときのレビューは下記。とにかく画像検索してみてね。
端正で美しい映像と、ベートーベンの7番がまさにベストマッチ。これは、ぜひ映画館で見ないと。っていっても、宇都宮での上映はもう終わりなんだよね。
子役の女の子は、どこまで演技してるって自覚があったんだろうか、と思うほど自然なできで、リー・ペイスも初めて見る役者だけど、演技もルックスも、とても気に入った。
少女がアメリカで暮らしている背景には、東欧らしき別の国で、家が焼き討ちにあって父親が殺されてしまう、という話があるのだが、ユダヤ人排斥かな? と思ったが、そのあたりは詳しく説明されない。
お話と現実が入り交じってしまうあたりに、何度かくすりとさせられた。
初期の映画産業を支えたスタントマンたちへのオマージュもかいま見えて、これもまた、映画への愛情を感じる作品だった。
映画は劇場で見たい。韓国映画多めです。
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