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『ファースト・マン』の感想です。 (2/2) 

あと、マジックアワーでの撮影が、良いところで使われてるんだよね。アポロに乗り込むだけのシーンが、なぜこんなにも感動的・神秘的なのか。

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ロッキーみたいな映画を超リアルにしたら、ファースト・マンみたいな人間ドラマにあるんだろうなぁと思ってしまう。

ロッキーはフィクションだから、エイドリアン、ミッキー、アポロみたいな、「救いの神」が出てくるんだけど、ファースト・マンはノンフィクションだからそんな人間は出てこない。

『ファースト・マン』の感想です。 (2/2) 

なんというか・・・この「撮り方」の対比があるおかげで、主人公の鬱々とした日常と、ある意味そんな日常から逃避するための「宇宙への夢」とか「仕事に打ち込む」といった苦悩する人間がよく表現されていると思いました。

あとライアン・ゴズリングの芝居が良い。間の開け方とか、表情の作り方とか、芝居による緊張感もあった。

ニール・アームストロングは人類至上初めて月に立った人間。しかし彼は我々と何も変わらない、鬱々とした日常に苦悩する1人の人間であることに何も変わりはない。クソみたいな日常を送ってる俺と同じじゃんwww

宇宙に行くというのは、人間の努力と苦悩の結晶なのだということが良く分かりました。1億円ばら撒いちゃった、どこぞのIT社長に対して観せてやりたい。
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『ファースト・マン』の感想です。 (1/2) 

ゼロ・グラビティ的な体感映画でした。それプラス、この映画は重厚な人間ドラマとなっていた。良い意味で観ててすごい疲れた。IMAXの大画面で観たからかもしれませんが・・・。

カメラが近い。そして揺れる揺れる。普通の会話のシーンでさえも揺れてる。ところどころピントが合わないし。手持ちカメラなのか?画面の色調も薄暗い。音楽も地味だ。なんか主人公の奥さんも神経質な人だし、あまり楽しそうじゃない。いやぁ・・・観てて疲れる。鬱々としてくる。

しかしながらクライマックス。
月の上のシーンは、カメラが揺れてない。クリア。そして無音。雑音も音楽もない。
ここだけゼロ・グラビティのような宇宙映画になる。
このシーンがとてつもなく気持ち良い。

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『座頭市海を渡る』の感想です。 (3/3) 

分かり易い「正義」が「悪」を倒す、というおきまりのパターンだけが時代劇じゃないんですよ’!
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『座頭市海を渡る』の感想です。 (2/3) 

・・・僕が、なんでここまで本作が好きになったかというと、本作は、正に「ダークナイト」で描かれていたテーマと、全く同じことを描いていたから。いやむしろダークナイトよりも優れているのでは?

座頭市のお約束(殺陣、ご飯、市とヒロインとの間のプラトニックな恋愛感情)を守りつつ、ダークナイト、仁義なき戦いを彷彿とさせる「社会的・哲学的」な要素があった。

「お前さん、死んで生きたんだよ」
クライマックスで言われるこの台詞に、全てが込められている。

テーマだけじゃなくて、敵の親玉が、すごく割腹の良い男に描かれているところなど、正に、ダークナイトのジョーカーだった。

この映画で、一番悪い奴は誰?それは正に、仁義なき戦いの山守親分のような奴。
正義とは何か?悪とは何か?という問を観客に投げかけてくる。

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『座頭市海を渡る』の感想です。 (1/3) 

ヤベェ。傑作来た。
劇場版の座頭市ベスト5に、絶対入れたい(まだ全26作品を観てないけど)

これまでの池広版座頭市はアクション全開。座頭市が悪者を一網打尽にする。カメラが動く動く。そういう映画でした。「あばれ凧」では、まさかのホラーx時代劇をやってのけた。とにかく普通じゃない座頭市を撮るのが池広一夫。

本作もしかり。これまでの座頭市にはない、哲学的な座頭市となっていました。すごいとしか言いようがない。これまでのアクション演出、勝新太郎の一級品の殺陣に加えて、本作ではさらに、哲学的なテーマが融合され、非常に知的で社会的な映画になっている。
これまでの池広版座頭市が「技・体」だけのものであったと言うのであれば、本作で、正に「心・技・体」全てが揃ったと言っても過言ではないだろう。傑作だと思った。

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僕のスプラッター映画への耐性をグーン引き上げた映画は「殺し屋1」です。

『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』の感想です。 

私はCH教の従順なる下僕。
そんな私がこの映画を批判できるわけがなかろうが!!!

一般的な人間にはこの脚本は到底理解できないであろう。
全ては信者のために。その一点にのみ説得力がある!

!?そうそうそうくるよねー。
!?わかるわかる。
!?んーーー。もう超納得だよ泣!!!
!?それしかねえよなやっぱり!!!

考えるな。感じろ・・・。
観た後、製作者への労いの気持ちと、感謝のみが残る映画であった。

こんな感想を書いて良いのだろうか・・・。
eigakansou.life/%e5%8a%87%e5%a

tacchan さんがブースト

邦画の日本語字幕。
映画好きとか言っていながら、問題に気づいてもいなくて恥ずかしい。
わたしたちができることって?
配給会社サイトの「お問い合わせ」から要望を伝える?
twitter.com/ayammin/status/109

片耳だけ聴覚障害者としては、是非応援したい。

アマゾンプライム特典で観れたので、ジュラシックパークを観た。いやぁ。恐竜良いわ。

『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (4/4) 

ぶっちゃけディテールはかなり雑で、日本のお家芸である説明過多演出で、質の良い洋画を見慣れてる方にオススメするのは怖いものがある。観ていてイライラすると思う。
しかしながら、この世界に取り残され、お先真っ暗、親離れ、友情、というゾンビ映画の重要キーポイントである4点だけは力点を置いて描かれていたが故に、僕的には細かいところはあんまり気にならなかったんだよね。世界に没入できた。

言うまでもなく、アイドル映画としては素晴らしい出来だと思う。輝いてました。
序盤のモタモタ展開を頑張って乗り越えれば、もしかすると楽しめるかも???

「ゾンビ映画」というジャンル自体が持つ力を改めて感じさせる一作であった。
eigakansou.life/%e6%98%a0%e7%9

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『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (3/4) 

deadのプロットと融合すると・・・あら不思議。良い映画になってるじゃん。途中からイライラしなくなる。

退屈でリアリティに欠けたナヨナヨ演出が、「終わりなき死の世界」における非日常的な雰囲気にすごく合う。
また、長月翠のムカつく芝居も彼女達の「友情」を表現させるためのエピソードにうまく消化される(意図的にやっていることだったのか・・・にしても酷い芝居だが・・・)。
あと、この映画(・・・というか原作なのかな)オリジナルのあっと驚く展開があるんだけど、それも良かった。親離れが描かれる。不覚にも涙が・・・。
この辺りは原作が良いんだろう・・・と思う。読んでないけど。

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『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (2/4) 

とはいえ、序盤(特に冒頭20分ぐらい)は色々ムカついた。なんなんだこのナヨナヨしたクソガキどもはwwwリアリテイねぇなwww事あるごとにセリフでいちいち説明するんじゃねぇよwww会話シーン多過ぎwww展開がもたもたし過ぎwww長月翠演じる女のわざとらしい芝居が超ムカつくwww血が足りねー。もっとグロいの見たいよwwwギャグが一切ねえ。もっと笑わせてwww
といった感じなんだ。
これらは多分、監督の力量の問題とかじゃなくてアイドル映画故の演出だと思うから、批判するのは野暮というもの。

けれども、この映画の奇跡的なところは、いまあげた、一見うまくいっていない点がDawn of the
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『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (1/4) 

ゾンビ映画(あと、100分というスリム映画だったので)ということで鑑賞。
正直他人にはオススメし難いが・・・個人的には非常に良かった。アイドル映画としては素晴らしい。漫画とアニメの実写化としては分からん。見てないし。ゾンビ映画として「意外と」良いよ、ということについて感想を述べる。

基本プロットはDawn of the deadそのまんま。そして、このプロットだけで最後まで繋ぐという・・・どんな映画だよ。

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youtube.com/watch?v=CRFrmaZa1O
何故、今頃シティハンター?誰得?笑。昔、テレビアニメで楽しませてもらったお礼としての税金を落としに行くか。
セル画じゃない・・・大丈夫か。デジタルアニメは誤魔化せないぞ笑

横浜ベイスターズの山崎康晃の登場曲ってzombie nationやんけ。どこかで聞いたことあると思った。

「がっこうぐらし」が意外と良かった。Dawn of the deadのパロディとしてよくできてる。この後感想を書くかもしれませんが、期待値高めで行くとがっかりするかもしれませんので、前情報なしで行った方が良いかも。

鬼才 五社英雄の生涯
という本を読了。五社英雄とは、昔いた映画監督。生々しいアクションシーンや、女性の濡れ場を得意とする人。この人の映画は極妻だけ観たのだが。。。
この本を読んで、人斬り、という映画は是非観てみたいと思った。けれども、まさかのDVDが出ていない。がっくり。時代劇を変えた一本なのにねぇ。

この本の中の、死ぬ前の五社英雄の様子が、壮絶過ぎて目頭が熱くなります。強がりも、続けていくことで本物になるというか、人間の自意識って凄えなと思った。
自分も、五社英雄ぐらい何かをやり尽くして死にたいものだな。

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