『座頭市海を渡る』の感想です。 (2/3)
・・・僕が、なんでここまで本作が好きになったかというと、本作は、正に「ダークナイト」で描かれていたテーマと、全く同じことを描いていたから。いやむしろダークナイトよりも優れているのでは?
座頭市のお約束(殺陣、ご飯、市とヒロインとの間のプラトニックな恋愛感情)を守りつつ、ダークナイト、仁義なき戦いを彷彿とさせる「社会的・哲学的」な要素があった。
「お前さん、死んで生きたんだよ」
クライマックスで言われるこの台詞に、全てが込められている。
テーマだけじゃなくて、敵の親玉が、すごく割腹の良い男に描かれているところなど、正に、ダークナイトのジョーカーだった。
この映画で、一番悪い奴は誰?それは正に、仁義なき戦いの山守親分のような奴。
正義とは何か?悪とは何か?という問を観客に投げかけてくる。
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『座頭市海を渡る』の感想です。 (3/3)
分かり易い「正義」が「悪」を倒す、というおきまりのパターンだけが時代劇じゃないんですよ’!
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