『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (1/4)
ゾンビ映画(あと、100分というスリム映画だったので)ということで鑑賞。
正直他人にはオススメし難いが・・・個人的には非常に良かった。アイドル映画としては素晴らしい。漫画とアニメの実写化としては分からん。見てないし。ゾンビ映画として「意外と」良いよ、ということについて感想を述べる。
基本プロットはDawn of the deadそのまんま。そして、このプロットだけで最後まで繋ぐという・・・どんな映画だよ。
『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (3/4)
deadのプロットと融合すると・・・あら不思議。良い映画になってるじゃん。途中からイライラしなくなる。
退屈でリアリティに欠けたナヨナヨ演出が、「終わりなき死の世界」における非日常的な雰囲気にすごく合う。
また、長月翠のムカつく芝居も彼女達の「友情」を表現させるためのエピソードにうまく消化される(意図的にやっていることだったのか・・・にしても酷い芝居だが・・・)。
あと、この映画(・・・というか原作なのかな)オリジナルのあっと驚く展開があるんだけど、それも良かった。親離れが描かれる。不覚にも涙が・・・。
この辺りは原作が良いんだろう・・・と思う。読んでないけど。
『映画「がっこうぐらし!」』の感想です。 (4/4)
ぶっちゃけディテールはかなり雑で、日本のお家芸である説明過多演出で、質の良い洋画を見慣れてる方にオススメするのは怖いものがある。観ていてイライラすると思う。
しかしながら、この世界に取り残され、お先真っ暗、親離れ、友情、というゾンビ映画の重要キーポイントである4点だけは力点を置いて描かれていたが故に、僕的には細かいところはあんまり気にならなかったんだよね。世界に没入できた。
言うまでもなく、アイドル映画としては素晴らしい出来だと思う。輝いてました。
序盤のモタモタ展開を頑張って乗り越えれば、もしかすると楽しめるかも???
「ゾンビ映画」というジャンル自体が持つ力を改めて感じさせる一作であった。
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