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ううむ。「映画館に行く」というのは、やはり、その場の空気感を感じに行く、的なところがありますなぁ。見ず知らずの他人と一緒に観るという醍醐味もある。

まぁでも映画館で観ることの圧倒的な理由の1つは「音」と「映像」ですね。これはどうしても自宅では味わえない。

僕は旧作を観るための選択肢は、配信という選択肢になるんだよね。
家にテレビがない、DVDプレイヤーをMacに接続するのが面倒臭い、配信ならスマホでも観れる、TSUTAYAはその日にない作品があったり、アマプラ会員はビデオ配信以外にも特典がある、etc...。
僕がアマプラの会員になったのも、ビデオ配信目的じゃなかったし・・・。

元々、配信が流行った理由は、一般人が鑑賞するための敷居が下がってるからだと思う。
配信でしか観ることのできない作品を作ったりというのは、割と最近のことという印象。

老害発言が途中で途切れてしまった。公共の害になる発言は自動で除去されるのか・・・。なんという優秀なA.I

『スパイダーマン スパイダーバース』の感想です。 (3/6) 

ここから暫く老害発言が続くのですが、少々お付き合いください。

僕はデジタルアニメが苦手(<=よ!クソ老害!)です。絵だけ綺麗になって、肝心の動きが・・・もっさりしてる・・・。この違和感はジブリランク(ランク=独断と偏見)のアニメでも感じていて、それより低ランクの名探偵コナンとか、クレしんとか、ドラえもんとか、あの辺りのアニメは、特に動きもっさり感が目立つ。最近観た、「劇場版シティーハンター
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『スパイダーマン スパイダーバース』の感想です。 (2/6) 

映画なのに、pow!とかwooo!とか、吹き出しが入ってくる。アホか!こういうアニメは、僕は初体験だったので新鮮でした。にも関わらず、現代のニューヨーク描写は繊細で緻密。まるで実写かと思ったよ。背景画の作り込みが凄い。なんでもないシーンでも魅せる。この辺の「リアリティのある背景画」はピクサーが上手ーく逃げてるところだと思う。

背景画が素晴らしいことの大きな要因の1つが3D。画面の奥行きが非常に上手く描かれている。3Dが活きるのは背景画だ!たと改めて実感。このスクリーンの中に世界があるんだ。。。と思えました。

そして、個人的にハマったのは「手書きアニメ感」。

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『スパイダーマン スパイダーバース』の感想です。 (1/6) 

忘れていた・・・。そうだ。僕が求めていたアニメはこれだった。

この躍動感、没入感、疾走感。
スクリーンの中で、生きている、血の通ったキャラクター。古き良きセル画アニメにあった「動き」が戻ってきた!という感じでした。あと3Dが良いです。

アクションは「良い」。この2文字でおk。
そして、アクション以外の日常描写も面白く、全然飽きない。これが良かった。

eigakansou.life/%e3%82%b9%e3%8

新作スパイダーマン、絶対に3Dで観た方が良い。作画がよくできてる。

余談ですが、この映画ではSF要素として多次元宇宙論(マルチバース)が使われていましたけど、今の理論物理学では多次元宇宙論は常識になりつつあるらしい。

多次元宇宙とか、中二病っぽいことを、真剣に堂々と言える現代って良いわ。

『インクレディブル・ファミリー』の感想です。 (2/2) 

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『インクレディブル・ファミリー』の感想です。 (1/2) 

ピクサーは、やり過ぎるのが玉に瑕だ。
前作よりもダーク。暗いシーン多いし。結構大人向けの映画になっていた印象。
劇場版ミッション・インポッシブルが7割、残り3割が007。
とはいえ一番の見せ場は、スーパー赤ちゃんvsスーパー育メン父親の戦い。結構笑えます。
それにしても子育てって大変ですね・・・。

しかしながら、家族やら子育てやらにしかヒーロー性を見出すことのできない現代社会をよく表現している・・・とはいえ、ちょっと寂しいなそれって(危険な発言)・・・。
敵の黒幕が「ファイト・クラブ」のタイラー・ダーデンみたいな奴なんだけど、そいつを倒してハッピーエンドだったので、ちょっと複雑な気持ちになりました。

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『女王陛下のお気に入り』
かなり客入り良かった。日曜日の夕方はいつもこんな感じなんですかね?個人的には「ありがとうトニー・エルドマン」級の悪夢を観せつけられた感じですが、みんな観たいと思うんだろうか。

『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (4/4) 

この嫌な感じは、普段我々が日常生活を送っている時に潜在的に感じていること。みんな表に出さないけどね。だからこそ、こんなにも嫌な気分になる。嫌な感じの切り取り方が上手い。

この映画には救いが全くないのか?というとそうではない。そこも上手い。エマ・ストーンがアン王女の苦しみを分かってあげるシーン。アン王女がエマ・ストーンの結婚を祝福するシーン。レイチェル・ワイズが夫の武運を祈るシーン。これらのシーンは救いがある。そのように撮られている。

この世という地獄から逃れるための唯一の方法は、自分以外の者のために良いことをすることなんですよ!と言いたいのかな・・・多分。
人生の9割以上はダメダメ。良い瞬間というのは1割程度しかないのかもしれません。
勉強になりました。
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『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (3/4) 

そして、人間の本質的であるが故に醜い部分を、これでもかと観せつけてきます。レイチェル・ワイズもエマ・ストーンも、狡猾で強欲で自分のことしか考えていない。しかしそれも悪いこととは言い切れない。何故なら、それが彼女らの生きる手段だから。そんなことは分かってるさ!でも、いざこうして映画として観せられるとこんなにも嫌な気持ちになるものか。

特にアン王女の描き方が上手い。この映画は、不幸な人生を歩んできた彼女の哀れさを単に御涙頂戴にしていない。結局、彼女も自分のことしか考えてない。エマ・ストーンもレイチェル・ワイズも、アン王女の娼婦でしかないことが段々とわかってくる。

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『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (2/4) 

この救いのなさが実に素晴らしかったです。すっかり嫌な気分にさせられました。

帰りの電車では何でこんな嫌な映画なのか?を考えてました。

この映画、観客の気持ちが宙ぶらりんにさせられ、落ち着きません。それは何故か?
3人の女達が、わかりやすい善悪に分類できないから。この人は良い人なのかな?と思うと裏切られる展開の連続。いったい誰の物語なのか?分からない。先が読めない。最終的な着地点もよく分からない。ますここが上手い。

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『女王陛下のお気に入り』の感想です。 (1/4) 

観る前の期待=>楽しい映画なのかな!ワクワク!笑うぞ!
観た後の感想=>悪夢だ・・・悪夢でしかない。

前情報全く入れず、皆さんの感想もあえて見ずに、、、観たらこの衝撃。普段僕は分かりやすい映画ばっかり観てるし、ランチモスの過去作は1つも観てないから、そう感じたのだと思います。

序盤はシュールなギャグでコメディ調。しかし途中から全然笑えなくなる。ダメだ!ダメダメだ。ああああぁもうこの女3人何やってもダメだ・・・。おまけに化粧なんかしちゃってるイギリスの王宮の男どもって全然ダメじゃん。え?てことはイギリスという国家がダメじゃん。てゆーか登場人物みんなダメじゃん。この悪夢から早く解放されたい。俺はいったい何を観てるんだろう?

eigakansou.life/%e5%a5%b3%e7%8

インサイドヘッドを観た。多分5回目ぐらいか?この映画により、ダークサイドに陥りそうな心を何度洗い流してもらったことか。

てゆーか、この映画は裏を返せば、人間て全然分かり合えてねーんだぞ!ということも言っているので、結構怖い・・・いやでも、そこでカナシミが必要なんだよ!て、そーゆー映画か。

アナ雪を観た。2回目。良いねこれ。ちゃんと観ると、愛についての物語になっている。互いに傷つけ合うけれど、それでも一緒にいたいと思う気持ちが愛なのだと思う。

突然バットマンリターンズ発作が襲ってきたので観てしまった。ミシェル・ファイファーが発狂するシーンは何度観ても良いわ。そしてやはりペンギン。こいつ大好きだわ。終盤は完全にペンギンに肩入れしてる自分がいる。人間なんて全員殺っちまえば良いのさ!hell here
下水道でペンギンを飼ってるおっさんが悪い奴なわけないだろうが!悪いのは人間だ!いやぁ。スッキリした。

ガス抜き目的に3ヶ月に一回ぐらい観て、悪いものを全て吐き出す。精神安定剤のような映画である。

tacchan さんがブースト

ヒュージャックマンとパトリックスチュワートが「最も長くマーベルキャラを実写で演じた俳優」としてギネスに認定されたとか。
彼らの絶頂期だったX-MEN初期三部作は今観ても色褪せない面白さと考えさせられる部分があって、2000年以降の「シリアスなアメコミ映画」としてはダークナイトより先だったと思える。

ファーストマンて、地上(a.k.a俗社会)が嫌になっちゃった男が、宇宙(a.k.a大自然)に逃避する話だよね。劇中のニール・アームストロングと奥さんの関係はどう見ても、上手くいってない夫婦にしか見えないし、実際、あの後で、彼は奥さんとは離婚している。愛を捨て、夢を選んだ男の物語として描かれている。

この辺りがダミアン・チャゼル節ですね。

LaLaLandで、愛よりも芸術を取ったセブとミアに対して腹を立てた人も、
ファーストマンで、愛よりも人類の偉業を取ったニール・アームストロングに対しては怒れないだろう。だって人類の偉業だよ?それを達成できる可能性があるなら愛など捨てるさ。

考えてみればセッションにも、人を捨てるが如く音楽に没頭する男達が出てきていた。

さっきLaLaLandの映画解説を聞いていて、そんなことを思った。

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