「1987、ある闘いの真実」
新宿で見てきた。
東京にはほかにも用があったんだけど、どっちかというと、そっちがついでで、この映画を見るというのは主目的。
しっかりエンタメしていて、韓国現代史とか、このころのことをぜんぜん知らない人が見ても、十分楽しめると思う。
だけど、わたしはこの時代を実際に知っているから、やはり純粋に映画としては見られない。おそらく、一定年齢以上の韓国の観客もそうだよね。
一部をのぞいて、登場人物は実在している。最後に、民主化闘争の主要人物だった、文益煥牧師の映像がちらっと出てくるが、ムン・ソングンはこの人の息子だ。
カン・ドンウォンが大学生? いくつだよ? と最初はびっくりしたが、それほど不自然じゃなかったからたいしたものだ。まあ、それを言えば、キム・テリも20代後半なので、大学1年の役は苦しいが、こちらも問題なかった。
当時の街の様子、人々の服装など、再現度がすごかった。CGもたぶんかなり使ってるんだろうなぁ。
オールスターキャストで韓国映画の力強さがびしびし感じられる。そして、韓国の民主主義が、なぜこれほど強いのかも。
@yhlee 良い映画でした。この映画を観た後、もし日本で民主化運動が起きていたらどんな感じだったのかな?という想像しましたね。アメリカのデモ映像だと、その映像を日本に変換することって、難しいんですよね。まず風景が全然違うし、日本には白人も黒人もいないです。
1987年の韓国の風景は、とても日本と似ていますし、韓国人と日本人て、外見は同じなので、もし日本で起きていたら?と変換しやすかったです。
あとどうでも良いですが、韓国の家庭料理がとても美味しそうでした笑。
大変な時代だったのだと思いますが、命をかけて闘う理由があるということが、少し羨ましくも思いましたねぇ。