ちょっと前に『ロケットマン』を見たんですが、『ボヘミアン・ラプソディ』と違ってがっつりミュージカルなんですね。エルトン・ジョンの衣装の愉快さもあいまって、お芝居みたいな楽しさでした。

Did your marriage make you happy?みたいに聞かれたエルトン・ジョンがNo. I'm gay.みたいに答える駄洒落とか、なんだかよかったです。

『アス』を見てきました。あれってマイノリティの主張のパロディですよね。それをあえて不気味なものとして描いて、その矛先となる側の視点を採用する、そんなことを自身が被差別側の黒人である身でやるのだから、なんだか独特の皮肉っぽさ。

『ヘイトフル・エイト』を見ました。会話が延々と続くあたりは退屈に感じて集中できなかったのですが、ひとが死に出してからはすごく面白かったし、ラストシーンは熱かったです。

あんまりふだんバイオレンスとかグロテスクなのとか得意ではないんだけどなー。でもタランティーノさんの銃撃戦とかは好き。

タランティーノさんの『ジャンゴ』を見ました。
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ジャンゴがかっこいいし、ドクター・シュルツが可愛いし、爽快で最高でした! タランティーノさんが自ら出演したと思ったらたいした意味もなくなぜか大爆死していて笑ってしまいました。

なんというか、「映画にとって大事なのは事実にあっているかどうかではなく、楽しくて気持ちいいかどうかだ」みたいなタランティーノさんのスタンス、すごくいいですよね。

filmarks.com/movies/77968/revi
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、最高でした! メイン二人も、おじさんなのに可愛いしかっこいい! マーゴット・ロビーもほわほわしていて可愛かった! 犬つよかった!

特に大きなことが起きていないところでもパロディっぽい場面とか、劇中劇とか、ドキュメンタリー的な演出とかが散りばめられていたり、全シーン楽しくて、寝不足で行ったのにだんだんと目が冴えてしまいました。また観たいなー。

『火口のふたり』をオンライン試写会で見ました。
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ネット環境がよろしくなくてそこかしこで止まりながらの視聴でしたが、面白いですね。もっと官能的な作品を想像していましたが、滑稽だったりださかったり、なんというか、美しい官能性とかというよりは、もっと生活そのものみたいな、生々しい作品でした。

性って、アセクシャルでないひとにとっては、当たり前でありふれた、そして決して美しくもかっこよくもない、でも何か大きな比重を占める営みのはずなんですよね。でも普通は映画や小説になると綺麗なところだけ描かれたりしてしまう。この映画はそういうことをせず、性も愛も、食事や災害への不安と一緒くたに、渾然一体となって生活を織り成すものと捉えているよう。その描き方が面白いし、だからこそ生々しい感情を突っついてくるようでした。

『ハンナ・アーレント』を見ました。
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悪の問題を思考し続けたユダヤ系哲学者アレントを描く伝記映画。アレントは、もちろん名前や代表作は知っているのですが、読んだことはないんですよね。クールで凛々しいイメージのアレントが思いの外チャーミングで愛に溢れた人物として描かれていたのが印象的。でもラストの講演はかっこよかったです。

哲学系の身としては、ハイデガーやらヨナスやらのビッグネームが出てくるのも楽しいです。ヤスパースもちらっとくらい出たらよかったのに。

『プロメア』のタイトル見ると反射的に「リオくんに会いたい…」って思っちゃう…。

台風で実家に閉じ込められているので父が借りてきた『鈴木家の嘘』を一緒に見ました。

うーん…。全体的にもったりしているし、どうもシーンや人間関係について、監督が意図しているほどにはうまく説明できていない感じもあるし、台詞も心地よい範囲より過剰だし、あと繊細っぽいものを作ろうとしてそうなわりに全体に落ち着きがない…。あんまり面白くなかったです。俳優陣の演技はとてもよかったです。なんというか、作り慣れていないひとの作品に実力派たちが集まって、どうにか演技で支えた、みたいな…。

ベテラン実力派たちに囲まれてなお魅力的な木竜さんがとてもよかったです。好きになりました。

先日『善き人のためのソナタ』を見ました。

すごいですね! 主演のひとの演技がたまりません。無表情で台詞も少なく感情的なシーンもほとんどないのに、目つきが初めと中盤以降でまったく違う。

そしてラストのあの台詞はほんとにかっこいい。

@yoshi49 あの思うようにならなさ、いいですよねー。

きのうはコーエン兄弟の『ファーゴ』を見ました。真っ白な雪景色を遠くから撮る場面がいくつもあって印象的。

倒叙ミステリっぽい構成なのですが取り立ててミステリでもなく、妙にキャラクターや会話がへんてこなのが独特の空気。ちょっと『ツインピークス』みたいでした。おこなわれていることのえげつなさと作品の滑稽さとのズレのために、前者がだんだんと見えづらくなるのが、ラストの不気味さを強めているように思います。

それにしてもなんだかやたらとご飯を食べているフランシス・マクドーマンドさん、可愛いなー。見てたらまた『スリービルボード』を見たくなりました。

少し前になりますが、ギヨーム・ブラックの『遭難者』と『女っ気なし』を見ました。

もっと実験的なものかと思ってたけど、想像してたよりだいぶん可愛い系。女性経験が少なそうで、いいひとだろうけどなんだか距離感がおかしかったりぱっとしなかったりする青年主人公が可愛かったです。

『ヘイト・ユー・ギブ』を信頼できる友達の勧めで。
filmarks.com/movies/79999/revi

いやこれ、めっちゃよくないですか…? なんで国内劇場公開なかったの…?

主人公の設定がよくて、ギャングが幅を効かせる町に住む黒人の女の子だけれど、両親の希望で白人生徒が中心の進学校に通っているんですよね。だから黒人でありつつ黒人文化に馴染んだ姿と、スラングやいかにも黒人文化的なファッションなどを封印した白人文化で暮らす姿という二つの顔を持っている。そんなふうにどっちつかずに暮らしている主人公が、目の前で幼馴染の男の子が白人警官に撃ち殺されるのを見てしまったことをきっかけに自分たちを取り囲む理不尽と戦う決意をしていく話。

メインの事件もひどいのだけど、学校の白人生徒たちの無自覚なうえから目線みたいなのが生々しくて、主人公とともに見ていて苛立ちを募らせてしまいますね。だからこそ主人公が立ち上がるところが本当に熱い!

いい映画でした!

Girl見ました!!
filmarks.com/movies/80577/revi

ほんとに素晴らしかった! いまのところ今年見たなかでいちばんよかった!

なにせ主演の子がよすぎるんですよね。シスの男の子らしいけど、「え、ほんとに? トランスの女の子じゃないの?」と言いたくなるくらい、普段の仕草や表情が完全に女の子で、しかも弟にむかしの名前を呼ばれた瞬間とか、先生がクラスメイトに「ララが女子更衣室を使うことに問題はない?」と聞こうとするときとかに、複雑な、情報の豊かな素晴らしい表情をする。すごすぎる! 『彼らが本気で編むときは、』の生田斗真さんとかもシスで成人の男性にしては頑張ってたと思うけど、この主演の子は何かかなり桁が違います。

そしてお父さんもいいですね。バレエ学校の女の子たちの、背筋が冷たくなるような目配せなんかもよかった。淡々としているのだけど、そうした演技がものすごく緻密で細密画のような映画だと感じました。、

Girl面白いのかなー。楽しみなような、怖いような。

キングといえば11/22/63を、ヒロインSadieの身長をきちんと原作に合わせて映画化してほしいです。ドラマ版は見てないけど背が縮んでるみたい。貴重な180cmヒロインなのに。自分と同じくらいの身長のヒロインをもっと見たいんです。

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『シャイニング』って原作と映画で本当にいろいろ違って(原作で大活躍の主要キャラの出番がほぼないとか、キャラの生死が変わってくるとか、お父さんの行動も違うとか、ラストも違うとか)、私はどちらかというと原作が好きだからキングが怒ったというのも(真偽は知りませんが)わかる気がする反面で、そうは言ってもキューブリックの映画はそれはそれとして面白いから悩ましいです。

ちなみに続編はキューブリック版からは繋がらない内容になっていました。あとぜんぜんホラーではなかった。

恋愛的な雰囲気のひとと行ったのはファンタスティック・ビースト以来ないかなー。相手が既婚者で特にそういう方面の発展がなさそうな感じでだと、そのあともさらに行きましたが。私としてはリンチさんの映画とかを見に行くデートがしたいです。

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