内藤瑛亮監督の作品を追いかけ始めた。その流れで『高速ばぁば』を観たのだが、タイトルに偽りなし、本当にばぁばが高速で移動していて、信頼度が高まる。内藤監督が後に手掛ける『ドロメ』みたいにミッションクリア型というか、ゲーム的な感じがする。だからといって悪いという訳じゃない。新人アイドルグループの女子達の友情を軸に話を作っていて、そこは前から拘ってることなのかなーと思った。
『高速ばぁば』は『カルト』『トーク・トゥ・ザ・デッド』とセットで当時宣伝されていたけど、3つとも主演女優に身体張らせ過ぎだなと全部観た今となっては思う。今では難しそうな企画だ。

『勝手にふるえてろ』。深堀りしたら辛気くさくじめっとしそうなところもギリギリのところで笑いに変えてたので、最後まで見やすくて良かった。
『ブライト』は続編でエルフタウンで大銃撃戦行われないかなぁと妄想。今回はオークのニックが善き警察官であり続けようとするのが好みだった。
ただその後に観た『ホイールマン』のフランク・グリロにガツンとやられる。娘とのやり取りがまた素晴らしい。

『クボ 二本の弦の秘密』はストップモーションアニメっていわれると驚くくらいに動きがリズミカルだった。特にキャラクターのジャンプが気持ち良さを感じる間隔で跳んでくれる。

『ブレードランナー2049』。前作のストーリーの繋け方に賛否ありそうな気はしたけど、SF映画としては自分的に傑作だった。観ててむしろ小説の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の方を思い出したし。
同時にリドスコによる『ブレードランナー』のあの映像や纏った雰囲気って唯一無二なんだなと実感した。
とにかく今回は監督が自身の個性を出しながら作った続編でもあったので好き。

『ダンケルク』。観ている人を状況に放り込むという点で大成功。と同時に人間すらパーツの一部として扱って状況を作り出そうとするノーランさんの狂気的執念に震える。

『散歩する侵略者』。今までの黒沢監督の作品を想起させる演出が多かったのだけども、松田龍平の生態とそれにあたふたする長澤まさみという2人のやり取り、侵略者コンビとジャーナリストの奇妙なロードムービー、この2つにハマってしまったので個人的に欠点にはならなかった。
スピンオフのドラマは予告見る限り好き勝手やってそうな感じするんだよなー。

明日は散歩して明後日は三度目のダンケルク初回鑑賞。

親というか祖父か。まぁ父親代わりではあるけど。作品全体のテンポはやや間延びしてたような気もする。

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。
ホラー映画も手掛けてる三池崇史監督が撮るんだからホラー的要素はもちろんあるだろうなと思ってたけど、実際に観たら望んでたものがドンピシャできて満足。
スタンド使い=家族不在のアウトローな人達と家族のいる主人公との対比でドラマが進み、喪失を経験した主人公が敵が歩んだ道とは異なり親の意志を継ぎ守ることを決意する展開も良かった。
VFXによるスタンドの描写と街の風景も好き。

『東京喰種』。蒼井優と窪田正孝が相手の顔をベロベロ舐めまくっててですね、これがある種の求愛行為なのかと思いました。出演陣みんな良いけどやっぱりこの2人だなー。

『プリンセス・プリンシパル』、脇のおっさんキャラに菅生隆之、仲野裕、土師孝也を配して抑えた演技で本格的諜報モノやってくれるから洋画の吹替え観ているような気分になって興奮する。ストーリーの種明かしにも震えた。

pendon さんがブースト

『プリンセス・プリンシパル』2話ラスト2分のカタルシスに「パク・チャヌクの『お嬢さん』で見たかったやつだ!」と声をあげてしまった。

初めて『リロ&スティッチ』(DVD)観たけど、スティッチのモンスターとしての恐怖描写や破壊描写が最高だった。あんだけ壊しまくってたらほんのちょっと良いことしたらコロッと可愛く見えてきちゃうね。
スティッチを作った科学者のマッドサイエンティストっぷりも良い。特に自分が作ったものなのに他人事のように分析する姿が。リロに対する彼女の姉の虐待疑惑をコメディ調でなくマジなトーンで匂わせてきたりとか(実際は違う)、全体的に妙に重くて驚いた。

『ジョン・ウィック』、ジョン含めた3人の殺し屋の関係性とか矢継ぎ早に起こるガンアクションが凄い好みな反面、話の進め方に停滞感を抱く。やりたいことは何となく分かるけど。
でもキアヌは社会やそのシステムから追われる男、似合うよなぁ。
『パワーレンジャー』は戦闘パートに印象的なシーンが無かったのが個人的には痛かった。学園青春SF映画としては大好きですが。やっぱりこの路線最高なんだ。ジョシュ・トランクは間違ってねぇ(血眼)

『銀魂』は同じ予算で深夜ドラマ枠でシリーズ化して欲しいという贅沢な欲望が湧く1本だった。「深夜ドラマ枠」が必須条件だけど。
叫び慣れてるor低い声の役者集めてるからボケツッコミの声がまぁよく通る。キャスティングとこれだけの人達を集めた監督の人望の勝利なのかもしれない。

『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』、観終わった後は劇場版1作目『銀河鉄道999』を思い出す。米村正二氏の脚本なので『ルパン三世 ファーストコンタクト』のような雰囲気も。
冒険映画としてかなり気に入った。ある箇所は賛否分かれそうだし、人によってはダサいと感じるかもしれないけど、自分は許容範囲。

アンパンマンの映画はどれから観れば良いのか・・・1作目からの方が良いのか

『ハクソー・リッジ』観たけど、基本的に変わった性格の人が信念を貫き通した結果としての英雄物語だった。その貫くという行動をとれるのが凄いし、同時に狂気も感じさせるんだけど。そういうところ、堪んない。
ヒロインとの恋愛パートだけ他のパートに比べるとオマケのような雰囲気を感じてしまった。それより親父との会話の方に心奪われたなぁ。

『探偵事務所23』、愉快で良いよなぁ。全部が軽やかというか。BT
鈴木清順監督作マラソン再開しないと・・・。

pendon さんがブースト

鈴木清順は『探偵事務所23 くたばれ悪党ども』、『河内カルメン』、『刺青一代』、『悲愁物語』あたりが好き。浪漫三部作だと『夢二』が一番好き。

そろそろ『密航0ライン』あたりの初期傑作もそろそろソフト化してほしい。

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