どうすればよかったか?鑑賞。続き。
やっと治療が始められて、カメラの前でおどけたりするお姉さんの姿に心が痛んだ。普通の人が考えるまったくの“正常”というのではないにしても、正気を取り戻したら、まして本来医学を志したような人が自分を取り戻したら、20代~30代?たぶん人生で一番良い時期を失っていたわけで、自分の人生って何だったんだろうって思ったりしたんじゃないのかなぁ。かといって、今合う薬があっただけで、初期のころにどんな治療を受けられたかはわかんないんだけど。
途中でお姉さんに「パパやママに対する復讐なの?」と尋ねていたけれど(そういうところもずるいと思うんだよなぁ)、もしかしたら、この作品こそが弟としての復讐なのかもしれない。