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今日は流山おおたかの森で
『ファースト・マン』(2回目)→『アクアマン』(2回目)を見る

DCコミックス映画個人的格付け 

『ダークナイト・ライジング』、『ダークナイト』>『アクアマン』、『バットマン・ビギンズ』>>『ワンダー・ウーマン』>>>>>>『ジャスティス・リーグ』>>>>『マン・オブ・スティール』>>>>『バットマンVSスーパーマン』>>>>>>>>>>>>>>>>>∥越えられない壁∥>>>>>『スーサイド・スクワッド』

『アクアマン』初見② 

アクアマンのバトルは基本的には肉弾戦。マッチョでタトゥーが目立つアクアマン/アーサーはさながら海のスーパーマンと言ったところ。
今回は代々海賊一族のデイビッドが敵となる。代々引き継がれる海賊家業にオーム王提供のアトランティスの最新技術を駆使したハイテクアーマーを黒く塗り、ブラックマンタとしてアクアマンに立ちはだかる。このブラックマンタの造形が不気味ながらインパクトがあり敵としては十分。
敵側の大ボスになるオーム王は嫌な敵側の将軍としてまあまあかな。
それ以上にオーム王の参謀でありながら、アーサーの師匠でもあるウィレム・デフォーのバルゴがいい味を出している。てか、ウィレム・デフォー、いるだけで面白い(笑)。あれはズルい。
アーサーとメラのトライデント探しはまさしく『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の流れで、アドベンチャーとしても楽しめる。

『アクアマン』初見① 

この面白さは色々納得。

いわゆるヒーローのアクションバトルに伝説の海底王国アトランティスの王位争奪戦、その王位争奪戦のキーになる伝説のトライデント(三又槍)を手に入れるためにアクアマンことアーサーとゼベル王国の王女とのトライデント探しのアドベンチャー、さらに序盤にアクアマンとの潜水艦内でのバトルで父親を亡くす代々海賊一族のデイビッドがオーム王と手を組み特殊スーツでアクアマンを襲うなど、濃厚な内容のアメコミSFアクション大作。

何よりも凄いのが海に沈んだ伝説の海底王国アトランティスの描写。海底での大掛かりなバトルでは怪獣のような巨大生物を使って戦い、兵士は『スター・ウォーズ』シリーズのストゥームトゥルーパーさながらのスーツを纏いバトルを繰り広げる。
宇宙や空や高所ばかりで繰り広げるのがSF(Science Fiction)ではない。これぞ海のSFである!

『女王陛下のお気に入り』2018年12月18日の試写にて⑤ 

『女王陛下のお気に入り』のギリシャ人監督ヨルゴス・ランティモスは2010年代の最注目監督にのしあがった。
『籠の中の乙女』
『ロブスター』
『聖なる鹿殺し』
いずれも傑作か秀作。
クリストファー・ノーラン、ミヒャエル・ハネケ、クザヴィエ・ドランに並ぶ天才。

『女王陛下のお気に入り』2018年12月18日の試写にて④ 

中世ヨーロッパを扱った映画というと『エリザベス』2本や『ブーリン家の人々』、『恋に落ちたシェークスピア』とか色々あるが、『女王陛下のお気に入り』は主人公はいわばメイド(エマ・ストーン)で、アン女王がかなり醜く描かれている辺りも上記に挙げた中世ヨーロッパ(イギリス)の映画とは一線を画している。成り上がり映画としても『バリー・リンドン』に近く、ベースには『ゲームの規則』も感じられる。

『女王陛下のお気に入り』2018年12月18日の試写 にて③ 

『女王陛下のお気に入り』は久しぶりに『バリー・リンドン』とタメをはれる中世ヨーロッパのドロドロ人間ドラマ。大半は実在の人物ながらもほとんどフィクション。でもリアリズムなアプローチはソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』とは逆。不穏さは『バリー・リンドン』や『アマデウス』以上。

『女王陛下のお気に入り』2018年12月18日の試写にて② 

中世イギリスって道でうんこや小便しているから、泥道の泥はほとんど=肥溜め。その泥に泥まみれになるエマ・ストーンの実質スカトロプレイや女王をめぐる不穏な人間関係。それらの汚さが映画としては面白く、素晴らしかった。

『女王陛下のお気に入り』2018年12月18日試写にて① 

ここ一週間で試写で2回見た『女王陛下のお気に入り』は色々ファンキーな映画だったなー。泥の風呂に入ったりマスかきシーンやレズシーンたっぷりの中世の映画。来年のナンバー1候補。

500%ランティモス映画ですよ。

『ロブスター』を2016年のベストにしている俺が2019年のベストにしてます(笑)。

じょ~い@えいがどん さんがブースト

『女王陛下のお気に入り』にデートで誘われてランティモス監督好きな私は喜んでいたけど、いまになって相手の方が「これもしかして変な映画? ただの歴史ものとかじゃない?」とか言い出してます。私、『ロブスター』の話も『聖なる鹿殺し』の話もしたじゃん! 『女王陛下』の内容はよく知らないけど、たぶん見終わったあと変な空気になる映画だと思うとも言ったじゃん!

あー、明日雪なのに『アクアマン』の予約を入れてしもうた

クリント・イーストウッド主演『人生の特等席』だね。

じょ~い@えいがどん さんがブースト

無名投手がマイナー契約 きっかけはSNS動画投稿 - 水次祥子の「MLB 書かなかった取材ノート」 - MLBコラム : 日刊スポーツ nikkansports.com/baseball/mlb/

この記事で思い出したのだけれど・・・

“球場でピーナッツを売る仕事をしてた少年がスカウトの目にとまって、メジャーリーグ入りする”みたいな話の映画、なんだっけ?主人公はスカウトのほうだったような・・・

日本には『遠雷』を作った根岸吉太郎がいるが。その根岸さんの作品が10年以上ないのはヤバい。

で、日本映画界で映画の主人公の生活空間、生活臭が出せるのは、
是枝裕和、西川美和かな。
『誰も知らない』、『歩いても 歩いても』、『奇跡』、『そして父になる』、『海街diary』、『海よりも深く』、『万引き家族』など、どこを切っても生活臭がある。

『バーニング 劇場版』、もし日本映画界が手掛けるなら…………『重力ピエロ』とか頑張って『悪人』クラスかな。おそらく田舎の小説家志望の半ニートのジョンスは韓国ならではな気がする。昨年の邦画の秀作『愛しのアイリーン』の田舎の青年(あの映画は中年だが)とも違うんだよなー。
生活臭ならこの間見た『岬の兄妹』もあったがそれとも違う。

『バーニング 劇場版』のジョンスの家、生活空間、ご近所の泥と牛のフンや肥やしの臭いは日本映画云々ではなく、韓国だから、韓国映画だから出来てしまう。これはやむを得ないよね。

地元のGEOでイ・チャンドンの過去作があったら見直したい。特に『ペパーミント・キャンディ』。『オアシス』でもいい。

『バーニング 劇場版』(3回目) 

ストーリーを「罪悪感/うしろめたさ」で見るというのは前回出来て、今回はヘミが前半のジョンスとの食事の時に見せたパントマイムとアフリカの民族の「リトルハンガー」と「グレートハンター」の意味を加えるとさらに深味が増す仕掛けになっている。
そこから、ジョンスのヘミ留守中の猫の餌やりのシーンで「姿を見せない猫」と後半のベンが燃やしたというビニールハウスの件とベンの部屋で猫とジョンスがヘミにあげた腕時計が見つかる件である。そこからジョンスも映画を見る側もそれぞれの状況証拠から「ある出来事」を推測してしまうが、これらはあくまでもジョンスの視点であり、猫も時計もジョンスの思い込みの可能性が高い、ということ。
ジョンスもベンに直接訊いちゃえばいいのに妙なコンプレックスからか、思い込みから状況証拠で断定に行く。
やはりイ・チャンドンの作品としては過去作より序盤から中盤へのインパクトの弱さと、繊細かつ意味深だが中だるみとも感じえる中盤の展開からどうしても引っ掛かる。生活臭も確かに感じる。ジョンスが見つめる父親の罪などらしさもあるがもう一歩踏み込んだものが欲しかった。

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