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3年後位にBSやCS、ネット配信で観たらなんでこれが作品賞ってのが殆どなので、もうわざわざ映画館に観に行く気にならなくなった。
まあ、『北の桜守』はケラさん演出の舞台パートを楽しめばいいさ
吉永小百合と阿部寛の息子が堺雅人という『北の桜守』のSF
あと『去年の冬、きみと別れ』か……。どうしようもねェな(笑)
『北の桜守』はサユリストの業が試されるね。
追悼コーナーでハーヴェイ・ワインスタインを取り上げて欲しかったな(笑)
女優が黒ドレスでワインスタインへの絡みを見せたゴールデングローブ賞からすると何もなかったアカデミー賞か
#me too絡み、ワインスタイン排斥絡みからローズ・マッゴーワンのオスカー獲得もあり得なくはなかったんだが、当たり障りなく触れなかったのもおとなしい大人の米アカデミー賞だったんだな、と
怒りは怒りを来す、か
要はいかに平均年齢が後期高齢者を迎えようとする米アカデミー賞の会員様々の郷愁にいかに訴えるかだな。ハーヴェイ・ワインスタインみたいな強烈なプロデューサーがいない限りはその方向か。あとはプランBのブラピのロビイスト力にかかってるね。
いや、もっと単純にギレルモ・デル・トロにオスカー像をあげたかった、と。『ダウンサイズ』、『ビック・シック』、『デトロイト』が作品賞になかったのも『シェイプ・オブ・ウォーター』に獲らせるためだな。
アカデミー賞周りの権威、というかお爺ちゃん・お婆ちゃんの誉め要素は古典映画『半魚人』meets『美女と野獣』というのと寂れた映画館や微妙な60年代描写や中途半端なタップやダンスのレトロアクティブ……辺りかな。
今年もボニー&クライドに『ラ・ラ・ランド』と読み上げて欲しかった
オスカーの受賞式にちょこちょこ出ていたマット・デイモンの『ダウンサイズ』は後半意外な転がり方をした。「ノアの方舟」+意外な恋愛。『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督らしく、恋愛はばっちり。もうひとつアレクサンダー・ペインらしかったのは中盤からキーになる人物に東洋人を起用したこと。ふと彼の元奥さんのサンドラ・オーを思い出した。
『シェイプ~』よりもこっちの方がしっかりしてた。
『シェイプ・オブ・ウォーター』 もっと見る
おそらく『シェイプ・オブ・ウォーター』は主人公が少女だったらかなり違った。『フランケンシュタイン』、『エル・スール』、『E.T.』、『パンズ・ラビリンス』が面白くなった要素の一つに主人公が少年・少女である所が考えられる。それを中年の超角度美人に変えるから面倒。
清掃婦、黒人女性、リストラされた初老の絵描き、寂れた名画座のなど虐げられたもの、世界の片隅の住人たちの出会い、愛、か。この世界のシェイプ・オブ・ウォーター。
おそらく、ギレルモ・デル・トロなりに半魚人meets『美女と野獣』を狙ったね。しかしながら、それだとこれまでギレルモ・デル・トロが得意としたジャンル映画の過激さと『パンズ・ラビリンス』で見られた映像美が十二分に活かされていない。
来年も作品賞読み上げはボニー&クライドなのかな。あそこはドキドキした。
『ゲット・アウト』が脚本賞を獲った辺りから看板三枚に暗雲が立ち込めたね
まあ、『この世界の片隅に』が流行った日本だから、『シェイプ・オブ・ウォーター』が流行る・受け入れられる土壌ではあるな
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