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ミラー『コードネーム:プリンス』(14)。これもジョン・キューザックが出演したジャンル映画(アクションスリラー)だけど、それよりジェイソン・パトリックよ、お前もか…。パトリックが一般に知られるようになったのはジュリア・ロバーツの元カレとしてだったと思うが、映画ファンはあのカラス神父の息子で、しかし父のことを話題にされるのは嫌がる気骨ある俳優として認識していた。実際、出演作もいいのが多くて90年代を代表する実力派…だったのだが。ブルース・ウィリスが悪役で出ているが、彼のシーンとパトリックのシーンを比べて貰えれば、その華のなさ、もとい、リアルな佇まいは際立って見えるだろう。キューザックは極端なふたりの存在感を中和するような役割だった…って、なんだこの映画?

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