オリーブの樹は呼んでいる
3つのパートに分かれている感じ。序盤のモタモタした感じは少し退屈。中盤の独へ向けてのロードムービーの体裁になってからが、話に指針が出来た感じで、物語が動き始めて面白かった。独に到着してからの終盤は、また雰囲気が変わる部分が興味深かった。
主人公の女子が最初は、なんとなく男っぽい雰囲気があるんだけど、中盤からオリーブの樹と対面するあたりから、ぐっと表情が女子っぽく変わる部分が中々良かったです。
スペインだと護りたい物ってオリーブの樹なんでしょうが、日本だと何になるんだろうって考えてたんですが、思い浮かびませんでした。何と無く殺伐としている今の日本はこの樹の様な皆んなの支えになる物が何も無いからかなとふっと思いました。
フランス映画を中心にヨーロッパ映画が好き。