パーフェクトブルー
理由はよくわからんが、大好きで何度もヘビロテしてる。去年の1月も観た。そしてまた観た。やっぱりなんで良いのかよくわからん。まあ理由なんてわかんなくて良いか・・・今敏のセンスが凄いんだ。オープニングが神ってるよね。
明確な理由は1つある。音楽の使い方。アイドルソング(この映画のために作られたものだと思うが)が、サスペンス調の映画の雰囲気にすごく合ってて、めっちゃカッコいい。そして歌詞がちゃんと物語とマッチしてるんだよね。
現代の日本の音楽と言えばアイドルソングだ。昔「マジカル・ガール」という洋画で何故か昭和の日本のアイドルソングが使われていた。狂ったサスペンス映画なのに。でも超かかっこいいんだよね。
スコセッシ映画の暴力シーンには愉快なポップス、時計仕掛けのオレンジの暴力シーンには雨に唄えば。ドラゴン・タトゥーの女でも処刑シーンにEnya。夏エヴァで2号機が量産機をぶっ殺すシーンが何故カッコ良いか?というと、あのクラシック調の音楽だ。この路線で行こう。暴力シーンで日本のアイドルソング使おう。絶対かっこいい。海外にも売れるぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=3ndP_n0pcvo&t=60s
寅さんってファンタジーだったんやな。(寅さん公開当時、既に、あのような東京の下町は存在し無かった。)
「この世界の片隅で」とかもそうだったんだけど、僕の知っている「日本っぽい日本」自体がもはやファンタジーなんだよな。
このYouTubeで語られている山田洋次にはシンパシーを感じてしまう。是枝裕和と同じだったのかー、というのは新たな発見である。「学校」という映画は今思い出すと、確かに「万引き家族」に似ている。
平成は何も変わらない時代だったなぁ。今と平成の初期とを比べてみても、人々の生活は何も変わっていない。
スティーブン・スピルバーグ提供