Indra (Telugu/2002)を川口スキップシティで。4kリマスター版。
ヴァーラーナシーに暮らす実直なタクシー運転手シャンカラナーラーヤナ。声楽家を志す姪と暮らすが、彼自身が超絶の歌い手。UP州の知事として赴任したテルグ人チェンナケーシャヴァの゙娘パッラヴィは一目惚れして彼の家に押しかけて同居。怒ったチェンナケーシャヴァはグーンダを差し向けてシャンカラの家の者たちを誘拐するが、シャンカラは獅子奮迅の働きで彼らを救う。チェンナケーシャヴァはそこで初めてタクシー運転手がかつてラーヤラシーマで尊崇を一身に集めていたインドラセーナ・レッディであることを知る。そこから彼の過去が物語られる。シーマの゙カダパ地方、2つの名家の゙間での絶えざるファクション抗争の中、1965年と1975年に起きた大衝突。1975年に年長者を皆殺しにされた少年インドラは自分が一家を背負うことを誓う。成長した彼は地域の人々に慕われる当主となるが、農民たちに水を与えるために敵対するシヴァレッディの゙家との間で大幅な妥協をする。家屋敷を捨て、シヴァレッディの゙妹と結婚するというものだった。しかし式の当日シヴァレッディは
Indra (Telugu/2002)を川口スキップシティで。4kリマスター版。
インドラの親族を皆殺しにする。怒り狂ったインドラはシヴァレッディと弟の一人を除いて一家の男たちを報復で殺す。その場にいた花嫁姿のスネーハラタはインドラへの復讐を誓う。シヴァレッディは若い弟を使い、インドラの姪と懇ろになり、結婚に持ち込むが、固めの儀式が終わった後(?)に正体を現して花嫁を捨てさせる。妊娠していた姪は自殺を図るが、すんでのところで救われ、最終的には夫と一緒になる。インドラはシヴァレッディと最終決戦。命をとることはせずに打ちのめして大団円に。
忘備録:和解としての縁組と、そこで起こる裏切りの゙繰り返し/警察は仲介するだけで裁かない/大衆とともにあるチルの姿
ヴィーナー・ステップ/両手に花、エロティシズムを含むギャグ/鬼神の怒り/前半の舞台がヴァーラーナシーであること、シュローカの朗誦、神の怒りを表すかのようなアクションの演出などなど神話言及の多さ/神そのものというよりも、神の祝福と信任を得て大衆のリーダーとなる男/“称え役”のサイドキック/カーシーではシヴァを称え、シーマではヴィシュヌを称える