もっと見る

『左きゝの拳銃』アーサー・ペンの初監督作品でビリー・ザ・キッドもの。当時の他の娯楽西部劇とは違うリアルな演出が楽しめる。
ただし役者のキャリア不足もあるのか、主演のポール・ニューマンがどうもパッとしない。この手のシリアスな役はキャラに似合わない感じがする。

『地獄』(1960)
怪談映画の巨匠、中川信夫監督のカルト作品。中盤からの田舎の養老院の異様な雰囲気が強烈。
メインの地獄編は、悪人でもない人達も登場する事からドラッグによる幻覚状態みたい。

『フェイシズ』犯罪被害者と刑事が恋仲になってという、使い古されたパターンなので退屈だった。
少しスリムになった懐かしのマリアンヌ・フェイスフルが、精神科医の役で出演。

2011年に広島テレビが製作した実写版『この世界の片隅に』視聴。アニメ映画ではカットされた白木リンのエピソードがあったのはいいが、すずの妹が原爆症で苦しむ重要エピソードは無しというか、空襲で実家の家族は全員死亡とされていた。意地悪な義理の姉役の方が似合いそうな北川景子が、すず役というのはやはり違和感しかない。

『フィラデルフィア物語』舞台劇の映画化で、主演のキャサリン・ヘプバーンはブロードウェイで同じ役を一年も演じていたらしい。
お話はアメリカ上流階級の品のる緩いラブコメで、映画的な面白さは殆ど無く退屈だった。

1960年版『濹東綺譚』鑑賞。
1992年のATG版が原作に忠実な傑作だっただけに、こちらは映画的な余計な演出が加えられて残念感が残った。
作者永井荷風自身がモデルの主人公の小説家が妻子ある教師にされて、良くある浮気話になったのが一番の欠点。

『悪魔のいけにえ』2013年版を鑑賞。トビー・フーパー監督作のリメイクではなく、一作目直後の話から約20年後へと話が飛ぶ。
何とレザーフェイス一家は街の暴徒に焼き殺され、デニス・ホッパーが息子の復讐をする続編は無かった事にされている。そんな事もあり、人体切り刻みシーンは迫力があったけど不満が残った。

@kiyoitan0248 Filmarksユーザー同士という事でフォローさせていただきました。よろしくお願いします。

西部劇お約束の酒場の乱闘があるか無いかで、エンタメかリアルか判断できるので分かりやすい。

NHK BSで『レッド・ムーン』1968年製作という事もあってか、娯楽作品ではなくサスペンス色の濃いリアル西部劇の隠れた佳作。なかなか姿を見せない殺し屋インディアンに、台詞を最小限に控えた演出でホラーにも通じる恐怖感がある。

突然『許されざる者』祭りやっているけど何故?

神代辰巳監督版『地獄』鑑賞。
現世の部分が4分の3、特撮による地獄の部分が残り4分の1という構成。現世パートがあまりにもドロドロした世界なので、本来のメインである地獄パートの印象が薄くなってしまった。
当時21歳位の原田美枝子がとにかく美しく、岸田今日子との対決場面では鬼気迫る熱演で、この天才的な女優が全てといっていい傑作である。

クローネンバーグ監督『ヴィデオドローム』久々の再鑑賞。中盤までは日本の『リング』みたいな呪いのビデオ・ホラー風味で面白かったが、メガネ屋が出てきた辺りから支離滅裂な話になってワケ分からず終了という感じ。今なら動画ファイルを入れたUSBフラッシュメモリーをお腹に差すのだろうけど、それじゃあグロくなくてお笑いになってしまうなw

ローカルTLを見ると、地元にシネコン一館しかない地域に住む自分がここに参加していいのかいなと、たまに思う。現実に映画を観る手段の優先順はは、VOD、BSとCS、レンタル・ショップの次に劇場になるし。

来月CSで市川雷蔵主演作をまとめてオンエアなので楽しみ。

ロバート・アルトマン監督『ギャンブラー』何とも風情のある西部(舞台はカナダの国境近くだが)劇で、さすがアルトマン作品。70年代ニューシネマ期の傑作の一つといえる。

「内容に即していない」ので邦題変更らしい。となると、「明日に向かって撃て!」なんて旧作の酷いものも変更して欲しいところ。itmedia.co.jp/business/article

そういえば先日観た『スーサイド・スクワッド』キャラが登場の際、クラシック・ロック有名曲を贅沢に使っていて本編が多少物足りなくても面白かった。洋画を観るけど洋楽に感心の無い人には、こんな楽しみ方はできないだろうな。

もっと見る
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。