八犬伝鑑賞。
すごい。すごいダイジェスト南総里見八犬伝だった。あの大作の面白いところだけ見せてくれるけど、これを観たからって南総里見八犬伝は面白い!とは全然ならない😂わかってたけど。親兵衛なんかどこの子だよって感じだし。小文吾、それ、甥っ子やで☺️
で、ダイジェストの合間合間に、馬琴と北斎がいちゃいちゃしているのを見せられる。何を観に来たんだろう私…という気持ちになる。でもまあおじさんたち楽しそうだからいいかー☺️という映画。個人的には芳流閣の戦いが観られたからもう満足。私は初めて八犬伝を読んだ小学生の頃から現八が大好きです。
自分の娘のこと姫って呼ぶのかーとか、他にもいっぱい言いたいことはあるんだけど、これだけは言っておくとすると、もう最初の八房がチープすぎてしんどい…😩しかし全編このクオリティだとわかるのでそこで覚悟はできる。
#映画 #映画鑑賞 #八犬伝
八犬伝鑑賞。続き。
本題はやっぱり虚と実について、なんだろうなぁ。南北の虚実に対する姿勢にショックを受ける馬琴が印象的だけど、(いちゃいちゃが多すぎて薄まってるとはいえ)馬琴と北斎にしても、やはりそこに向き合う人なのだと思う。虚を巧みに操って実に織り込む馬琴と、細部にまで実を宿らせた筆使いで完成される虚を描く北斎。善きことが勝つのがこの世の実であってほしいという願いと、現実のままならなさを突きつけられた人生。作品は大好きだけど作家についてはほぼ知識ゼロだったので、興味深かった。しかし映画としては、家族こそ実というわりに家族=息子でしかなくて、いろいろ蔑ろにしすぎよね…とも思う。お百にちょっとアン・ハサウェイを思い出すじゃん…。