人種団体からお門違いなクレームでミソ付けられたキャメロン・クロウ『ALOHA』(15)観た。傑作。骨の髄までクロウ節が染み渡って夜中に雰囲気だけでもと観はじめたが結局最後まで鑑賞してしまった。パーティでアレック・ボールドウィンの軍人が「Everybody Wants to Rule the World 」リクエストする。意識もしてないんだろうが、個人的にもっとも大切な映画の1本『天才アカデミー』(85)の影チラつくこともこの映画が今年、自分にとっての重要作であること裏付けもしている。それにしてもネットで書かれてるのは酷いな。観た奴が少ないのかも知れないが、ほとんど抗議に寄ったレヴューで意味がない。というかクロウの映画で選曲語らないってどういうこと?