『イコライザー』をアマプラで視聴。
最新作『イコライザー THE FINAL』が話題になってたので。物語はシンプルで「普段はホムセンで働いてる元CIAのおじさん(デンゼル・ワシントン)が、若い売春婦を助ける為に、売春組織とその上層のロシアンマフィアを壊滅させる」話。犬の復讐で巨大組織を壊滅させる人もいる映画世界の中では珍しい話でもないように感じるけど、主人公マッコールの特徴は「善の心に基いて殺す」。過去に様々な汚れ仕事をしてきた元CIAの凄腕エージェントが、その贖罪をするかのように、悪党を徹底的に、本当に徹底的に殲滅する。このシリーズは「アクション映画」ではなく、むしろホラー映画のテイストに近い(未見だけど最新作が特に顕著らしい)。悪人が悪いことをしてると、暗闇からマッコールの姿が現れて、気がついたら殺されている。旧Twitterで「水戸黄門かつ必殺仕事人」という表現があったが納得。善性を強調する為に悪人を徹底的に悪く描くところも必殺シリーズに似ている。転がってる死体の数が尋常じゃないけど、殺されても仕方ないよなあ、という人しか殺してないから、殺人マシンのマッコールが善人に見える不思議。
『アントニオ猪木をさがして』イオンシネマむさし村山で鑑賞。https://gaga.ne.jp/inoki-movie/
まあ、純粋な意味で「映画」かどうかは難しいところだし、ドキュメンタリーとしても、ちょっと中途半端な出来。わたしだって、題材がアントニオ猪木でなければ観にいってない。そして題材がアントニオ猪木だからこそ、観る価値のある作品。パンフによれば存命中からの企画だったようだけど、結局完成しなかった模様。ブラジルパートとドラマパートはなくてもよかったんでないかな?(ヤスケンの演技は凄かったけど)猪木を50年撮り続けた写真家、原悦生を中心に据えたのは好判断。プロレスラーや関係者では近すぎて語れない、もしくは語りが偏っただろうが、原は近すぎず遠すぎず、丁度良い距離感で長く猪木と接してきた人物で、視点もかなり冷静。(新日本プロレスが提携している)アミューズ臭がちょっと鼻につく部分もあるけど、プロレスファン、アントニオ猪木ファンなら観て損はない。一般層は…… どうなんだろ?プロレスにどっぷりつかった自分にはもうその辺の判断はつかないな。アントニオ猪木の映像と画像を堪能できればよい方向け。
『ウィリーズ・ワンダーランド(字幕版)』をアマプラで鑑賞。ネタバレ大あり感想。
https://www.amazon.co.jp/dp/B09GNXGX8J/
田舎町で車がパンクした男(ニコラス・ケイジ)。地元の修理工に助けられるが修理代を払えず、代わりに廃墟となったテーマパーク「ウィリーズ・ワンダーランド」の清掃をすることに。しかしそこには殺人鬼の魂が乗り移った動物ロボットたちが。園内に閉じ込められた男は、襲い来るロボットたちと死闘を繰り広げる。
いちおうジャンルは「ホラー」だけど、とにかくニコラス・ケイジが謎に無慈悲に強すぎて、ホラーの体を成していない。仕方なく中盤で若者を突入させて惨殺させるけれど、ニコケイは彼らとまったく無関係に、淡々と規則正しくパークを清掃し、休憩時間にエナドリを飲んで、ピンボールに興じて(感情を出すのはこのときだけ)、清掃の邪魔をする殺人鬼ロボをただ破壊する。しかも戦い方が「とにかく暴力で圧倒する」でカタルシスは皆無。観た後に何も残らない。でも後でじわじわ効いてくる珍作。映画館で観たら「金返せ」だけど、見放題ならけっこう満足できちゃう一作。心に余裕のある人は観て、そして楽しんで欲しい。
『ガーディアンズ』(原題: Защитники) BDで鑑賞。
冷戦時代のソ連。遺伝子操作による超人誕生計画が科学者クラトフの暴走により失敗。50年後、自身も超人化していた彼は世界征服への行動を起こす。それを阻止する為、計画で生み出され今は隠遁生活していた「ガーディアンズ」を招集。自分たちを改造したクラトフへの復讐心と、世界を救う思いを胸に戦いに挑む。
非常に珍しい、純ロシア産スーパーヒーロー映画。明確にMCUあたりを意識した作品。総製作費3億ルーブル(ドル換算540万ドル)は高額ではないけれど、特撮CGは頑張っている(たぶん人件費が安い)。
物語は類型的だし心理描写もそれなり(悪くはないが優れてもいない)。完成度では到底ハリウッド作品にはかなわないけど「こまけぇこたぁいいんだよ!」の心で観たい。映像や構図は奇麗だし、キャラクターは(個人的には)魅力的だし、ロシア美人もたくさん出るし、素直な気持ちで楽しみたい。
ラスト、続編作る気まんまんだったんだろうなあ。ロシアの今の状況では、当面映画が作られることはないだろうし、作られたとしても、世界で公開されることはないだろう。残念。
マイルスに立ちはだかるのは……
🕷スパイダーマン“たち”⁉️
革新的映像で世界を熱狂させた映画『#スパイダーマン:#スパイダーバース』の続編<2年連続>公開❗️
2⃣0⃣2⃣3⃣年
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
2⃣0⃣2⃣4⃣年
『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』
https://twitter.com/SonyPicsEiga/status/1602709940849631232
今からすごく楽しみだけど、前後編で年またぐのね……
@sammo_hung_impo
そうです。オブ・ギャラクシーのつかない方のガーディアンズのアルススです。
HNが熊なので「映画に出てくるクマ」をアイコンにしようと思って、いちばん最初に思い浮かびました(笑)
老熊(ROU-KUMA) /AnOldBear
東京都八王子市在住。北海道札幌市出身。
日本人男性。約50歳。妻あり子なし。
本や雑貨やCDやDVDを売るお仕事の人。
基本のんびり系。日々の小さな幸福を大切にする生き方をしています。あまり有益な情報発信はないかも。
Perfumeとか、BABYMETALとか、プロレスとか、映画とか、プラモデルとか、ナイフとか。まあ、そんな感じで。
人種、皮膚の色、容姿、性、言語、宗教、政治その他の意見、を事由にした差別を容認しません。