『ガーディアンズ』(原題: Защитники) BDで鑑賞。
冷戦時代のソ連。遺伝子操作による超人誕生計画が科学者クラトフの暴走により失敗。50年後、自身も超人化していた彼は世界征服への行動を起こす。それを阻止する為、計画で生み出され今は隠遁生活していた「ガーディアンズ」を招集。自分たちを改造したクラトフへの復讐心と、世界を救う思いを胸に戦いに挑む。
非常に珍しい、純ロシア産スーパーヒーロー映画。明確にMCUあたりを意識した作品。総製作費3億ルーブル(ドル換算540万ドル)は高額ではないけれど、特撮CGは頑張っている(たぶん人件費が安い)。
物語は類型的だし心理描写もそれなり(悪くはないが優れてもいない)。完成度では到底ハリウッド作品にはかなわないけど「こまけぇこたぁいいんだよ!」の心で観たい。映像や構図は奇麗だし、キャラクターは(個人的には)魅力的だし、ロシア美人もたくさん出るし、素直な気持ちで楽しみたい。
ラスト、続編作る気まんまんだったんだろうなあ。ロシアの今の状況では、当面映画が作られることはないだろうし、作られたとしても、世界で公開されることはないだろう。残念。