クライムズ・オブ・ザ・フューチャー ※メモ
痛みとセックス、内蔵への欲情よりも摂食についての物語ではないか。
イート・チェアという消化補助器具が出てくるが、腰掛けている間はがたがた揺れ、まともに食事を取ることができない。本作の食べることへの不快さはヤン・シュヴァンクマイエル並だ。(個人的にすげえ不味そう第一位は『オテサーネク』)
そうした中で、猛毒プラスチックバーをかじり涙を流すヴィゴ・モーテンセン。椅子の停止は生命維持ができなくなったことで消化も不要となったゆえのもので自らも肉体からの解放を喜んでいるのか、臓器多産性質の彼はすでにプラスチックを消化する術を得ており、ようやく食べられるものを得たことによる安寧の涙なのか…。
まとまりがつかないのでどうしたらいいのかわからんこの頃です。
裸のランチ4K楽しみですね。