「 #聖なるイチジクの種 」
イランの裁判所に勤める男が
家に持って帰った銃を無くしてしまったという話
イランでの抗議デモに関わる映画ですが
この映画、当事者でなく
その抗議デモを罰する人と
その罰する人の家族を通して描いています
この人たちも側から見てるだけなので
娘たちには娘たちなりの感じ方があるんですが
この娘の父は、家族を申し分なく養うため
国のことを信頼して
長年勤め上げていた上
イスラム教の敬虔な信者ということで
家族で意見が分かれていて揉めてるんですが
それがイランという国に対する
問答をしてるようで面白いですが
この映画、ほとんど家族のシーンばかりなんで
日本や、アメリカやヨーロッパの映画なら
家族で喧嘩して仲直りするという
映画になりそうなんですが
抗議デモが背景なので
すごくハードな映画になってます
で、銃がなくなってから
サスペンス度が急にあがりますが
このサスペンス度の上がり方も
イランの国、イスラム教に
問題提起てるようです
それに、サスペンス度上がった後は
半端なホラー映画、サスペンス映画に
負けない怖さはあります