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おもしろいか? いい映画か? というと、どっちも違うんだけど、じゃあ見る価値ないかと言われると、それもちょっと違うような気がする。
なにをどうしたらこういう映画ができあがるのか、という興味は満たせますよw
シネコンのいちばん大きいスクリーンだったけど、お客は20人くらいでしたww

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Cats 見た!
めっちゃ閉塞感。
長いし眠い。
ネズミがキモい。

キャッツ、別に劇場で見るほどじゃないかなーと思ったんだけど、あまりに評判が悪いので、かえって怖いものみたさで見たくなってきたw

ことし、劇場3作めかと思ったら、4作目だった。「ダウントン・アビー」見たけど、なんか印象薄くて忘れてたわw まあ、パラサイトとジョジョ・ラビットにはさまれたんじゃ、勝てるものはない。

ジョジョ・ラビット、めっちゃよかった。だれかが今年のベスト5に入りそう、と書いていたが、わたしはベスト3くらいには入りそうだわ。

「ダウントン・アビー」
ドラマとしてはふつうのできだが、2時間という枠の中で劇場で見ると、やっぱりぬるいわー。

ことし1作めが「エクストリーム・ジョブ」、2作目が「パラサイト」。
どっちもよくできてておもしろいけど、日本や韓国の女のおかれてる現実を知ってる目からすると、既存の価値観にそのままのっかってて、ひっかかりがないのよね。前者はコメディだから、それでいいっていえばいいんだけど、「あ、そう」っていう気持ちはぬぐえない。

昨夜見かけて、途中で寝てしまい、けさ完走したのが「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」。
薄ぐらい石造りの館が好物なので、劇場で見たかったのだが、見逃してしまった作品。
いまさら、メアリ・スチュアートかよ、と思わないでもなかったが、これがちゃんと2019年の映画になっていた。
何度も描かれたエピソードだけど、人物描写がかっちり作り込まれていて説得力がある。
佳作。

2019年、最期に見たのは「バンブルビー」 。
Amazon Prime で。
これは完全に子供向けで、それ以上でも以下でもなかった。

今年のベスト10。
順位は適当。

1.ビールストリートの恋人たち
2.バジュランギおじさんと小さな迷子
3.サバハ
4.神と共に 第1章・第2章
5.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
6.ジョーカー
7.ブラック・クランズマン
8.家族を想うとき
9.ムンバイ・ダイアリーズ
10.ドクタースリープ

「家族を想うとき」は、クソ邦題の香りぷんぷんですが、さすがケン・ローチ。わたしはとても気に入った。おすすめですよ~。見終わって楽しい気分にはならないけどね~。

ターミネーター、ドクタースリープ、家族を想うとき(試写会)、完璧な他人。
この1週間、映画見まくり、かなり幸せです。

フッド・ザ・ビギニング 

衣装の雰囲気が、中世というよりも、この地球上ではない異世界を描いたSFみたい。「ハンガー・ゲーム」がこんな雰囲気だったよね。

そこはまあいいとして、なぜいまロビンフッドなのか、というのが、ぜんぜん見えない。

リトル・ジョンに異教徒の黒人を持ってくるあたり、新しい気もするのだが、中身はかなり植民地主義的だし、マジョリティに都合のいいマイノリティ観から一歩も出ていない。

戦闘のさなかのラブシーンっていうのも、なんか古臭いよねぇ。

アクション・シーンは楽しかったので、金返せってほどではないんだが、なにしろ中途半端。

ヘルター・スケルター 

Netflix で。
とにかくエリカ様のための映画。
一瞬写るグラビア撮影のためのカットが山程あり、どれだけ衣装とメイク変えたんだ・・・とあきれてしまう。まあ、そこが楽しいんだけどね。

ありきたりなストーリーだし、演出もやや冗漫で長く感じるが、美貌とファッションとへんなインテリアを見るだけでも悪くない。

しかし、沢尻エリカも寺島しのぶも綾野剛も、全体に好演に感じるのだが、なぜか全員二次元ぽくて平板で、桃井かおりだけが三次元に見える。首尾整ったこの世界の中で、ある意味異物に見えるのだが、これはどこまで監督の意図なのかねぇ。

11月1日に「フッド・ザ・ビギニング」を見たのが最後で、感想も書いてないし、その後劇場に行ってない。出張だらけでへろへろっす。

ジェミニマン 

わざわざ外国まで行って、歴史遺産の中で暴れてめちゃくちゃにしちゃうって、アメリカ人って、なんて野蛮!
というのはともかく、アクションはよくできてました。
でも、DNAが同じだと同じ人間になっちゃうという前提で話が進んでいくので、めっちゃもやもやする。
人間を形作るのは遺伝か環境かというのは、昔ながらのテーマだけど、100%遺伝じゃないというのは常識だと思っていたが、そうでもないのかね?

ラガーン 

4時間近くあり、めっちゃ長い。
インドでは、映画の途中で休憩入るという話を聞いたが、これは休憩でも入れないとムリだよねー。
実際には、Netflix なので、ちびちび見たわけだけど、ストーリーはもう予定調和もいいところ。
19世紀のインドの田舎が舞台で、ラブシーンの背景にも牛やヤギが写っているのがなかなか楽しい。
干ばつのさなかに、戸外でずっとスポーツをするわけで、汗と土ぼこりがリアルでちょっとうんざりする。
試合が3日間、と聞くとふわっ?となるわけですが、クリケットってそういうものらしいね。
もちろん、ルールを知らなくてもの楽しめます。

The witch 魔女 

吹替版を選択してしまうという、痛恨のミス。
韓国映画で吹替って初めて見たかも。
韓国語だとなんてことない女子高校生同士のじゃれあいが、日本語にすると、まるでケンカしてるようにしか聞こえず、めっちゃ感じが悪いのでびっくりする。
主演のキム・ダミは、ふつうの高校生を演じているときの表情と、後半正体をあらわしたときの表情の違いが鮮やか。
いつも芸達者なチェ・ウシクも、この役はとても柄に合っていて、見ていて飽きない。
しかし、これ、まだ続きがあるんだよね。次は必ず字幕で見るよ!

1922 

Netflix オリジナル。

キング原作は、山のように映像作品があり、いけてないのもたくさんある。これもそのひとつ。
因果がはっきりしすぎて、おもしろくないし怖くない。

身勝手なクソ親父の犯罪から悲劇が始まるんだが、殺される妻も殺しを手伝わされる息子も、3人全員頭が悪くクズい人たちで、お腹いっぱい。
クズさを徹底的に描き出したという点では悪くないかもね。

エルカミーノ 

Netflix オリジナルで、ブレイキング・バッドのスピンオフ。
ジェシー・ピンクマンが主人公。
本編の主人公ホワイトが、どんどん怪物になっていく、というか、もともとそういう人物だったのが、犯罪に手を染めて地金が出てきたのか、そのあたりはわからないけど、その変化が見どころのひとつだったのに対して、ジェシーはずーっとジェシー。

あまり頭のよくないチンピラではあるんだけど、高校もちゃんと卒業したし、根性もあり、必要なところでは頭が回る。なにより、どんなにひどい目にあっても人間性はなくさない。
逆にその変化しなさが見どころかな。

本編同様、筋書きはもう容赦なく殺伐としている。

おもしろかったです。

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