「1987、ある闘いの真実」
新宿で見てきた。
東京にはほかにも用があったんだけど、どっちかというと、そっちがついでで、この映画を見るというのは主目的。
しっかりエンタメしていて、韓国現代史とか、このころのことをぜんぜん知らない人が見ても、十分楽しめると思う。
だけど、わたしはこの時代を実際に知っているから、やはり純粋に映画としては見られない。おそらく、一定年齢以上の韓国の観客もそうだよね。
一部をのぞいて、登場人物は実在している。最後に、民主化闘争の主要人物だった、文益煥牧師の映像がちらっと出てくるが、ムン・ソングンはこの人の息子だ。
カン・ドンウォンが大学生? いくつだよ? と最初はびっくりしたが、それほど不自然じゃなかったからたいしたものだ。まあ、それを言えば、キム・テリも20代後半なので、大学1年の役は苦しいが、こちらも問題なかった。
当時の街の様子、人々の服装など、再現度がすごかった。CGもたぶんかなり使ってるんだろうなぁ。
オールスターキャストで韓国映画の力強さがびしびし感じられる。そして、韓国の民主主義が、なぜこれほど強いのかも。
映画.now 映画名で検索すると、どのサービスで単品レンタルできるか?どの定額制サービスで観られるか?がわかるので便利。 http://eiganow.com/movie/83636 https://eigadon.net/media/2NxccWeGVudi241CQJI https://eigadon.net/media/pbmv4PU6-HlJBY0ayD4
プレデター(1987年)
シリーズまったく見てない状態で「ザ・プレデター」見て、それはそれでおもしろかったけど、1作め見たら、いろんな文脈がわかった。あの仰々しい音楽も、これを意識してるのかーとか。いや、新作の音楽、よかったんんだけども、ちょっと古くさい感じだったから。わざとだね。
そういえば、この時代は、怖いものは、はっきり見えないほうが怖いから、なるべく引っ張って正体わからないようにするのが常道でした。見えちゃうと、作り物っぽさが目について、ちゃっちい感じになっちゃうし。
だけど、プレデターのデザインが秀逸なので、最初からぽんと出てきても悪くなかったかも。あのプリズムみたいな偽装?もかっこよかったけど。
ほとんどのアメリカ人が、ベトナム戦争の濃い記憶とともに行きていた時代。軍人はベトナム帰りがうようよいて、この話のコマンド部隊もそういう人たち。
ジャングルの中で見えない敵と戦うっていうと、ベトナム戦争のゲリラ戦とまっすぐ結びついてしまうが、この映画のおもしろいところは、相手が高度のテクノロジーを持っていて、こっちはしまいには弓矢や槍の原始人になっちゃうところ。
「プーと大人になった僕」
タイトルと、最初のシチュエーションで、ストーリーはわかっちゃうし、なにせディズニーなのでハッピーエンドもお約束済み。
しかし、子供の世界にいるプーと大人の世界にいる主人公のずれっぷりに、くすっとなりながら、けっこうじわじわしみてくる。
おさえた色調で、森も街も美しい。
怖い怪物なんているわけない、と言っているうちはクリストファー・ロビンだと信じてもらえなくて、怪物を倒すというごっこ遊びを始めると、ぬいぐるみたちに受け入れられる、っていうのが、うまい見せ方だなぁと思った。
すっかりおっさんになった主人公を見るなり本人だとわかったり、妙に哲学的に聞こえる台詞といい、なんだかプーが賢者のようだ。こんなキャラだったっけ?
ユアン・マクレガーは「ビッグフィッシュ」の役柄とちょっと重なる。ふつうの人っぽさがいい。
昨日見た、『焼肉ドラゴン』の感想書きました。
長いので、覚悟して読んでください(笑)
『ハッピーエンド』冒頭からめっちゃ不穏な雰囲気でひきこまれた。
移民がたくさんいる街の上流階級は、当然全部白人。
別にコメディじゃないんだけど、けっこう笑えました。
http://longride.jp/happyend/
映画は劇場で見たい。韓国映画多めです。
http://yhlee.org/movies