「プーと大人になった僕」
タイトルと、最初のシチュエーションで、ストーリーはわかっちゃうし、なにせディズニーなのでハッピーエンドもお約束済み。
しかし、子供の世界にいるプーと大人の世界にいる主人公のずれっぷりに、くすっとなりながら、けっこうじわじわしみてくる。
おさえた色調で、森も街も美しい。
怖い怪物なんているわけない、と言っているうちはクリストファー・ロビンだと信じてもらえなくて、怪物を倒すというごっこ遊びを始めると、ぬいぐるみたちに受け入れられる、っていうのが、うまい見せ方だなぁと思った。
すっかりおっさんになった主人公を見るなり本人だとわかったり、妙に哲学的に聞こえる台詞といい、なんだかプーが賢者のようだ。こんなキャラだったっけ?
ユアン・マクレガーは「ビッグフィッシュ」の役柄とちょっと重なる。ふつうの人っぽさがいい。
昨日見た、『焼肉ドラゴン』の感想書きました。
長いので、覚悟して読んでください(笑)
『ハッピーエンド』冒頭からめっちゃ不穏な雰囲気でひきこまれた。
移民がたくさんいる街の上流階級は、当然全部白人。
別にコメディじゃないんだけど、けっこう笑えました。
http://longride.jp/happyend/
『リメンバー・ミー』を見に行ったのは、もちろんそういうところが見たかったのだが、ストーリーにはのれなかった。
正確に言うと、テーマになっている「家族バンザイ、家族サイコー」にのれなかった。これ、家族を持たない人、家族から逃げたい人にはめっちゃしんどい映画だよね。もちろん、そういう人には向けていない、全方向に向いた映画なんてないのは当たり前なんだが、主人公が受ける家族からの理不尽な抑圧を、簡単にチャラにしちゃうのは、なんか釈然としない。
それと、肝心の主題歌がなんかラテンぽくなくて、つまらなかった。
祖先の法事に命かけてる文化の中で育って、そのためにどれだけ女性がしんどい思いをしているか見てきた人間からすると、まあ、しかたないんだよね。
それなら、ディズニー映画見るな、という話になっちゃうけど(笑)
メキシコの死者の日の写真がいっぱい。映画ではこれほとんどまんま。http://allartesania.com/day-of-dead-page/
映画は劇場で見たい。韓国映画多めです。
http://yhlee.org/movies