『コンフィデンシャル/共助』の感想です。 (1/3) 

ユ・ヘジンをユ・ヘジンとして認識したのは、たぶん『王の男』だったと思う。
もちろん、それ以前も彼が出ている映画はかなり見ていたのだが、「よく見る脇役の達者な俳優」という認識だった。
実際、助演としてのキャリアは長い。

ごひいきの俳優のひとりなので、昨今の活躍ぶりには、目をみはるばかりである。

2016年は、この『共助』と『LUCK-KEY』。
どちらも主演でヒットを飛ばした。
その後、助演ではあるが『タクシー運転手』『1987』で、印象に残る役を演じた。

バラエティ『三食ごはん』への出演も、活躍ぶりのひとつだろう。

この映画では、人間味あふれる、しかし、それだけに、ルールから逸脱しがちでうだつのあがらない刑事というキャラクター。
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『コンフィデンシャル/共助』の感想です。 (2/3) 

やっぱり、「いい人」が似合うようねぇ。

よくまとまった脚本で、アクションシーンの迫力も申し分ない。
クールなヒョンビン、人情派のユ・ヘジン、冷酷非情なキム・ジュヒョクという、それぞれのキャラクターもくっきりしている。
この映画の好演を見るにつけ、ほんと、キム・ジュヒョクの早逝は惜しい。

南北のキャラクターが逆、つまり、北の刑事が田舎臭いおっさんで、南の刑事が二枚目だったら、ぜんぜん絵にならないので、動かしようもなくはまった配役だ。

音楽は月並みといえば月並みなのだが、物語の暗い側面を救って「アクション大作ですよ~」「娯楽作品ですよ~」と告げているようで、わたしはけっこう気に入った。

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『コンフィデンシャル/共助』の感想です。 (3/3) 

しかし、超人的に強い北の工作員という設定は、正直もうおなかいっぱい。
またか、という気持ちは抑えられない。
映画的には、とても便利な設定だから、しょうがないのかもしれないけど。
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