ファイティン!
マ・ドンソクのアイドル映画。上腕二頭筋を鑑賞したい人にはばっちり!(笑)
あまりに正攻法で描いていて、なんのひねりもない。
悪役がいかにも悪役で、薄っぺらい。
主人公のアメリカでの孤独や苦労が、言葉で語られるだけで絵ではほとんど出てこないのも、なんだかな。
ただ、ハン・イェリがいいのと、子供たちがかわいいので、そんなに退屈はしない。
子供を海外に養子に出した母親が、高齢になってから、ひょっとしてその子が読む日が来るかと思い、幼い孫といっしょにタイピングを練習し、Eメールをたくさん書き残した、というのが泣けるわ。
マ・ドンソク自身が、若い頃アメリカに移民し、後に韓国に帰ってきた人(米国籍)なので、設定にぜんぜん違和感がないのは、いいのか悪いのかよくわからんな。
ファイティン!
平日の午後とはいえ、お客はわたしひとりだった。貸切はさびしいよー。