『シャザム!』の感想です。
デッドプールの下品なおっさんも好きなんだけど、こういう中二的悪ふざけもなかなか楽しめた。
グループホームの少年少女たちが、いっきにスーパーヒーローに変身するシーンは、わくわくすると同時に、そうか、障害者はそのままではヒーローになれないんだ、ということを突きつけられた瞬間でもある。
空疎で美しい肉体。
それと、主人公がほんとにふつうの少年すぎて、いったいなにをもって選ばれたのか最後までわからない。
あれこれ選んで、たくさんの少年少女の心を傷つけた挙げ句、選ぶ余地がなくなって、適当に力を与えたように見えるんだよね。
中身はだれでもよかったとは認められなという、選ぶ側の適当さが、もっとはっきり出てれば、別の意味でおもしろくなったかも。
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