『麻薬王』の感想です。
70年代のプサンが舞台で、麻薬で大儲けする人物が主人公、と聞いただけで、あー、あのノリね、と感じてしまうくらい、ヤクザものとかノワールっていうと、プサンが出てくるのよね。
こっちが食傷気味ということもあるだろうけど、なんだかしまらない脚本だ。
せっかくのソン・ガンホも、最後の20分くらいしか見せ場がない。
麻薬で荒稼ぎしながら、昼はセマウル運動に熱心に取組み、さまざまな名誉職も、という二面性も、ありそうだね、で終わってしまう。
ペ・ドゥナは、まったく俗物っぽく見えないので、本来のキャラクターは役にはまってないのだけど、それなりに見えるし、彼女が出ると、画面に動きが出るのがいいね。
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