『黄山ヶ原』の感想です。 (1/2) 

イ・ジュニク監督の初期の作品。その後、続編『平壌城』も作られているので、やはりおさえておきたいところ。

新羅、百済のそれぞれの陣営が、慶尚道と全羅道の方言で演じていることは、前から聞いていて、ひょっとして理解不能かしらと思ったら、中級程度のわたしの韓国語力でも、じゅうぶんわかりました。
字幕は、平均的な日本語になっていて、ムリに方言にしていなかったけど、これはこれでいいんじゃないかな。

初っ端から、唐、新羅、百済のそれぞれの皇帝・王が一堂に集まってそれぞれの事情を話し、ののしりあうという演出で、途中までは戦争もかなりお気楽に描かれている。

しかし、ラストが近づくにつれ、どんどん血生臭くなり、救いがなくなってくる。さすがに最後までおふざけではなかったが、コメディ部分と印象が割れることもなく、いわば松竹新喜劇的な演出。

eigakansou.life/%e9%bb%84%e5%b

フォロー

『黄山ヶ原』の感想です。 (2/2) 

出陣の前に家族を斬り殺したという階伯の有名な逸話は、ラストに描かれるが、子供を抱き寄せ、身勝手な夫に反論するキム・ソナがとてもよかった。
eigakansou.life/%e9%bb%84%e5%b

ログインして会話に参加
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。