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映像作品を、劇場で上映されるかどうかで、映画かどうか考える、というのは、ひとつの分け方だと思う。
作る側からすると、ぜんぜん違うものね、それは。
暗い場所で大きなスクリーンで、いい音響で、他に気が散るものを極力排除している空間が前提のものと、日常の中で、明るい場所で、小さいディスプレイが前提のものと。
映画の文法とテレビドラマの文法は明らかに違う。
でも、見る側からすると、われわれを映画にひきつける源泉は、そういう作劇上の違いじゃないような気がする。

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