無限の住人雑感
個々のエピソードが矢継ぎ早で盛り上がりきらず次に行くので見せ場が弱く感じてしまうし、長編が原作だから仕方ないところもあるけど説明過多で少々野暮ったい。
でもそれらをかき消すようなタイトルバックまでのバチバチの緊迫感を背負った大立ち回り、変わり武器を使った手負い覚悟の血みどろチャンバラで巻き返す。
思いの外景気の良い出血量と人体破壊で死体を積んでいく。
殺陣は同時進行だったり広いフィールドで隅々まで意識して展開され最高。木村さんと福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香は印象に残ったし良かった。特に前者二人。市原隼人は見せ場が少なく物足りない。もっとください!もう少しらしい気迫があればなお良かったけど、これはこれで良い軽さなのかな。
あと万次のキャラクター。けして凄まじく強い腕というわけではなく、不死が強さを引き上げてるのが面白かった。人並みに油断するし、かわすのも下手。チャンバラの醍醐味ってかわした後の強烈な一撃だと思ってるんだけど、あんまり無い。受けまくる。それを我慢と根性と信念で決して倒れず向かい続ける。万次と木村さんの同一感が凄まじかった。やっぱり木村さんは私たちの憧れなんだ