セデックバレ
DVDにて。有名な映画ですが、今更鑑賞。霧社事件を描いたもの。
すげー面白いんだけど、これ色んな映画連想させる笑。
ブレイブハートとアポカリプトとランボーともののけ姫を足したよう感じ。
特にブレイブハートっぽいと思った。台湾版のブレイブハートと言っても過言ではないと思う。
首狩り族とか人間狩り映画というと、他にも色々な映画が連想されそうですが。。。
他の映画にはない点は、セデック族の文化を描いてくれているところ。
「人殺し、自決、狩猟」とか怖いだの野蛮だの危険だの言ったら、人種の多様性なんて達成できねーぞ、ということがこの映画を観るとよくわかる。
だから、PTAの皆様もせめて映画の中でくらいは、そういう価値観を許していただきたい!
孤狼の血(愚痴)
すみません。色々愚痴ります。
原作も読んでないのに偉そうに愚痴ります。
皆さん反論があるとは思いますが悪しからず。
役所広司、もっともっとぶっ飛んでるところを観せて欲しかった。この刑事、原作ではどういったキャラなんだろうか?
逆に松坂桃李は良かった。汚れシーンはほとんど彼が演じていた気がする。僕は邦画そんなに観ないんですけど、この映画では彼の心意気は感じた。
あとこの映画、バイオレンスと汚さは良い感じなのですが、「怖さ」がないのと、「笑い」が中途半端なのがちょっと残念。
僕は世代的にタイムリーなアウトレイジと、どうしても比べてしまうのですが、アウトレイジはバイオレンス、プラス怖くて笑えるところが凄い。
東映ヤクザ映画にはあまり思い入れが無いので・・・。
あとは、話の終わり方がちょっとな・・・まあ、小説が原作なので話のあらすじは変え難かったのかもしれませんが。
良くも悪くも、東映時代劇やヤクザ映画へのオマージュが込められた映画でした。逆に言うと実験的なことはあまりしていないという印象。
この映画は大好きなのですが、好きだから言いたいこと言いました。ごめんなさい。
孤狼の血
血まみれ泥まみれ汗まみれ、この映画では、豚のうんこまみれ、そんなヤクザ映画が好きな人はこの映画を見ましょう笑
皆さんの期待通り、石橋蓮司はちゃんと弄られ役ですし、日本刀で血がプシューってシーンもちゃーんとありますのでご安心ください。
・・・なんて言っちゃいましたが、グロいシーンはありませんし
(勿論、人体欠損シーンはありますが、撮り方がグロさ、怖さ、はあまり無い。白石さんの過去作である「凶悪」の方がよっぽど怖い。)、最後はヤクザ映画にしては珍しく、割と救いのある話(ハッピーエンド)で終わります・・・・・・
普段ヤクザ映画観ない人でも観れるように作られているので、ヤクザ映画の入り口としては良いバランスの映画だと思います。
・・・でも、個人的には、もっとぶっ飛んでて欲しかったんだよなぁあああ。期待しすぎたのかもしれません。
楽しめたのでまあ良いか。
白石監督これからも頑張ってください。
『孤狼の血』2回目
いわゆるヤクザと警察が仲が良い“あんこ”の関係のヤクザ抗争&警察内ゲバの併せ技。東映が本来得意にしていた実録やくざ映画に暴力刑事の摩訶不思議に松坂桃李をぶちこんだ奇跡のヤクザ映画。
骨組みその1の加古村組(五十子会)と尾谷組の抗争、組織図、女を絡めた人物相関がしっかりしているのは原作者の東映実録やくざ映画愛と見た。ここの部分がまずしっかりし、石橋蓮司を始め、伊吹吾郎、竹野内豊、江口洋介など配役もばっちり。特にナンバー2に当たる竹野内豊と江口洋介にインパクトがあったのが大きい。
骨組みその2の警察内部もしっかりしている。一番は役所広司が演じる大上巡査部長で、完璧も完璧。そこには『県警対組織暴力』の菅原文太だけでなく『やくざの墓場』の渡哲也、『ダーティハリー』のクリント・イーストウッド、『その男狂暴につき』のビートたけしなどが思い浮かびながら、自身が演じた『渇き。』のがさつな主人公ともダブらせてる。この役所広司の暴力刑事の完璧さがこの映画をリードしている。
日本のいちばん長い日(1967)
DVDにて。宮城事件を扱ったもの。
シン・ゴジラの会議芸の元になっている映画とのことで鑑賞。
観て納得。確かにシン・ゴジラだ。前半は会議芸(・・・ですが、テンポが良いので飽きない)。後半はアクション。森師団長が殺害されるシーンはむしろスプラッターだったwww。
当時の緊張感と宮城事件の経緯がよく表現されていて、今観てもとても面白い。
終戦直前に陸軍がクーデターを未遂したということは聞いたことがあったが、よく知らなかった。
この映画を観て分かったが、日本の未来を左右するでかい事件だったんだということだ。
この映画で行われたこと。事実だから驚きである。
少なくとも僕はこれらの事実を学校では教わっていない。
今の政治家は当時の政治家や軍人の爪の垢を煎じて飲んで欲しいものだ。
Amazon prime優秀ですね
プライム会員特典のおすすめ映画、にカテゴリされてるやつはどれも良いと思います
僕が好きなのは、ベタですけど、アンタッチャブルですかね!
あと、下のサイトのレビュー数100以上で7.0ポイント以上の映画はあまりハズレがないです。最近過疎ってますが、レビューサイトとしては老舗。
https://www.jtnews.jp/index_sp.html
恋はデジャブ
この映画ってアメリカ国立フィルム登録簿に登録されてたのか笑。少し驚いたので語る。まあ非常に優れた哲学映画であることは間違いないのだが、まさかビル・マーレイのおふざけ映画が登録されるとはね笑
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0%E7%99%BB%E9%8C%B2%E7%B0%BF
哲学的な映画は、毒にも薬にもなるから危険なんだが、
毒になるのは、ダークナイト、タクシードライバー、時計仕掛けのオレンジとか、
薬になるのが、恋はデジャブ、マトリックス、暴力脱獄とか、
だと思う。
暴力脱獄
DVDにて。伝説的な映画として有名な作品。あの有名な「ショーシャンクの空に」の元ネタ。伝説的な映画だと言われると期待しちゃうじゃん。期待外れるとガッカリするから観ることを躊躇っていましたが、酔った勢いで観ちゃった。
ショーシャンクはかなーり娯楽的な要素が強いので、ショーシャンクみたいなのを期待すると面食らうと思います。
暴力脱獄は完全に哲学映画でした。
刑務所が人間社会を徹底的に風刺していて、観てて暗く嫌な気持ちになり、GW明け会社に行きたくねーと思ってしまった笑
巷では、希望を持つことが大事とか諦めたら試合終了とか耐えたその先に勝利があるとかよく言いますよね。ショーシャンクでは、苦しいことに耐え脱獄したあとに良いことが待っていますし。。。
本作では、希望なんて幻想でしかない、諦めるもクソもない。だって最初からないんだもんそんなのwwwってことがハッキリと提示されます。ここまでストレート言わんだろ普通。鬼畜だわ。凄い。
でもこの映画は、希望がない中我々はどうすれば良いのか?ということも提示してくれます。
ここまでお節介な映画も珍しいです(笑)。という気がしました。