パラサイト(ネタバレ注意)2
IT社長が、いかにも成金社長って感じで撮られていて品格も学も思想も何もなく、あるのは金だけ。生きてて楽しいのかな?と思ってしまうぐらい空虚。多分ITに関しては秀才なんだろうけど・・・人間的にはすげー薄っぺらい。半地下の家族の息子が庭でパーティしてる金持ち連中を見て「僕にとってこの家は似合ってるのだろうか?」と問いかけるシーンが印象的。僕ならこう答える・・・全然似合ってない笑。金持ちと半地下とは、相入れない別世界。もちろん、そのように描かれてるだけなんだけど(IT社長も会社では良い奴かもしれないし、結構子供から好かれていて良い父親してた)、この辺りの描き方が上手い。本作が社会派映画としての優秀と言われる所以なんでしょう。
パラサイト(ネタバレ注意)1
最初はコメディ。下町の人情喜劇みたいにのほほんとしてる。でもだんだん、ほんの少しずつ現実の闇を見せてくる。一旦どん底に沈んでからの、あのクライマックス!グサグサっと!溜まったフラストレーションを一気に爆発させる!「桐島部活辞めるってよ」みたいでした。そういう映画だったのね。正直よくやった!と思いましたよ。だからこの映画は凄い。
ちょいちょいサスペンス入れてきたり、会話シーンは割と長回しで撮ってるから観ていて飽きない。ポン・ジュノ監督は映画撮るの上手いと思った。
あと、金持ちと貧乏の二極化の構図の描き方が上手かった。さすが。IT社長の家族と半地下の家族は、まさに水と油。全然合わないんだよね笑。まるで、貧富の二極化を象徴しているかのよう。
ある少年の告白
Amazon primeにあったので観た。面白かった。アメリカのキリスト教をバックボーンとした同性愛矯正施設を体験できます。最後は無難にハッピーエンドで着地してます。矯正施設の様子が「フルメタル・ジャケット」っぽいので、すごく嫌な感じがする(褒めてます)。
映画の感想は↑で終わり。あとは色々思うことを書くwww。
青春の衝動は生物の本能だ。理性と本能どっちが勝つ?本能に決まってる。だからそれを潰しちゃダメ。潰された人は不幸になるぞ!その証拠に童貞をこじらせてる奴を見てみろ!
日本の教育ママよ。子供に対してセックスが汚いものであると教えちゃダメだ。セックスは気持ち良いものだと教えるべきである!!!
そう思うと日本の子を持つ親に観て欲しい映画ですなwww。
本能に身を任せてその身を滅ぼしている反面教師の話はよく聞きます。しかし今の時代に本当に必要なのは、理性で本能を抑えつけて死んだように生きてる反面教師の話ではないでしょうか?
・・・反面教師というか、僕やあなたもそうですよね?みーんなゾンビじゃないですか?www
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-00010000-yomt-soci
やめろーーーー。愚行。愚行でしかない。おいWHO。日本の自主規制みたいなことするんじゃねぇよ
> 若者の自殺をいかに食い止め、減らしていくか
自殺シーン減らせば、自殺者数が減ると思ってんのかね???何その小学生でも考えられるようなロジックwww。幼稚だ。WHOの職員て、学歴高いんじゃなかったっけ???アホなの???
プライベートウォー(2)
映画の中では、メリー・コルビンの元夫が凄く糞悪い男として描かれている(結構脚色したんちゃうかな?)。このクソ男、彼女への共感も尊敬も全くない。彼女から浮気のことを問われると、「お前が戦場から帰ってこないから、僕ちゃん寂しいから、他に女作って当然だろ!」みたいなこと言い出す始末。クソでしょ?www。それだけじゃなくて、彼女が「子供を作りたい」と伝えると、このクソ男は「お前、むかし流産してるし、もう歳だから無理」みたいなことを平気で言い出す。うーん。虫も殺さないような顔して、よくそんな残酷なこと言えるね。てゆーか・・・こいつアホなの?
この映画、ロンドンと戦場のシーンが交互に繰り返される。明らかに、ロンドンと戦場の人間を対比してる。製作者の意図は「戦場にいる奴らも酷いけどさ。ロンドンにいるヒルのような奴らも酷くね?」と、思わせること。ロンドンにいる彼女の友達は、皆、人間味のないクソ男、クソ女ばかり。この辺りの描き方がうまかった。多分、観てる人は、自分たちが批判されるべき対象にあるとは、そんなに意識しない。しかし、この映画の真の主張は、先進国の中産階級に対する批判。
プライベートウォー(1)
ずっと前から配信を待っていたんですが、やっと配信されました。なんでこんなに時間かかったんだろう?まぁとにかく観てみた。
戦場ジャーナリスト、メリー・コルビンの伝記映画。映画のテンポが速く、観客を飽きさせないように、エンターテインメント寄り。グロシーンもなく、戦場シーンもそんなに怖くない。ただし、そのせいで、この映画からは軽い印象を受けてしまいます。まあ仕方ないか(昨日、自分はミッドサマーという、凄まじい映画を観てる影響もあると思います)。
この映画の特筆すべき点は、「戦争に行きすぎてPTSDになって、それが彼女にとっての不幸だった。」とか「現在のジャーナリズムに一石を投じる!」と主張していないところ。我々観客に対する明確で鋭い社会的メッセージがありました。
この社会的メッセージとは、先進国に住む一般人に対する批判。つまり、我々観客のことを批判してる(笑)。ジャーナリズム批評、戦争批評ではない(これらも含まれてると思いますが、主ではない)。
映画に登場する(1)メリー・コルビンの元夫との関係の描き方(2)映像編集の仕方から、それは感じ取れる。