『ペンタゴン・ペーパーズ』の感想です。 (2/2)
とはいえ、会話シーンが多くて字幕の量が多かったり、固有名詞が大量に出てきたり、歴史的敬意を知らない人には全て理解することは厳しいかも。
まぁでも、そこは、庵野のシン・ゴジラやエヴァみたいに観れば良いと思う。
新聞社の中での「オペレーション」を観れればいいのだ。
何をやっているかはよくわからんが、なんかかっこいい。
そんなに歴史を知らないから。
https://eigakansou.life/%e3%83%9a%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%82%b4%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc%e3%82%ba/
『ペンタゴン・ペーパーズ』の感想です。 (1/2)
報道の自由を訴える者であれば、是非とも、この映画のメリル・ストリープのような勇気を見せていただきたい。
映画終盤の最高判事の宣言文が印象的。
「我々が仕えるのは統治者のためではなく、統治のためである」
統治という英語はgovernだったかな?
我が国では「統治のため」と言えばそれは「統治者のため」と自動変換されてしまう。
しかしアメリカは違う。
アメリカ合衆国において、「統治のため」と言えばそれは「国民のため」なのだ。
それがアメリカという国家の精神なのだ。
内容が内容なだけに、劇中、ほぼ会話劇のみで展開していきます。
それをダレずに魅せる。これぞ映画的手腕。さすがスピルバーグ。
全然飽きなかった。
僕が昨日観た恐怖の動画というのは転職活動における「面接対策動画」です(笑)
特に嫌だったのが役員面接講座。そこでは、「役員は、あなた(志願者)の将来性を見てます」とか言ってたけど・・・
嘘つけ、役員は志願者が会社の将来にどう役立つのか?を見てるんだよwww
と突っ込みを入れたくなった。
「会社は家である」という考え方は、日本経済が活発だった30年ぐらい前なら説得力がある。・・・しかし今は、経済が衰退し、企業の存在自体あやうい時代だ。いつなくなるやも分からない脆弱な「存在」に対して信仰心など持てるはずが無い。
イヤイヤ、そう深く考えるからいけないのだ。世の中ギブアンドテイクだ。会社の将来のために役立たない人材など採りたく無い。だから役員面接の意義も分かる。
ん?しかしそれは現場面接(スキルとかを見るらしい)で十分だろう。
やっぱり役員面接は嫌いだ。
うーん。。。不採用確定(困)!!!
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想です。 (5/5)
本作中では、チューリングのコンピュータ発展における功績についてはあまり語られていない。まぁそれは仕方ない。だってとても映画にできないもん、観念的すぎて、難しすぎて・・・とても映像化はできないwww。その功績は計算理論面での貢献。コンピュータサイエンスという学問分野では、多くの研究が、彼の理論を基礎に進められている。だから「生みの親」なのだ。
https://eigakansou.life/%e3%82%a4%e3%83%9f%e3%83%86%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0%ef%bc%8f%e3%82%a8%e3%83%8b%e3%82%b0%e3%83%9e%e3%81%a8%e5%a4%a9%e6%89%8d%e6%95%b0%e5%ad%a6%e8%80%85/
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想です。 (4/5)
チューリングのことを知らない人もこの映画を見なければならない。なぜなら、チューリングは現在のコンピュータの生みの親だから。みなさんが使っているiPhoneだって、彼の功績なしには今ここに存在していなかったかも知れませんよ?
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想です。 (3/5)
また、彼の不遇な人生を、この映画を通して初めて知った。多大なる功績を納めた(決して言い過ぎではない)人なのにね・・・。同性愛者という理由だけで、人を迫害してはならない、と思った。彼ら(彼女ら)は、同性愛者というだけで生き難いはず。それに追い討ちをかけるように迫害しちゃいけないね。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想です。 (2/5)
アラン・チューリングを知っている人(プログラマや数学に嗜みのある人)は楽しめるはず。僕は、エニグマの解読過程の描写をニタニタしながら観ていた。チューリングを知らない人は、とりあえずこの映画を見て、知れ!(理由は後述)
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の感想です。 (1/5)
コンピュータサイエンスのノーベル賞はチューリング賞。
「チューリング」は、本作の主人公であるアラン・チューリングから取られた。
本作は、チューリングの生涯を、
・第二次世界大戦におけるイギリスの対独戦
・チューリングのエニグマ解読の功績
・同性愛者であるが故の不遇な人生
3つに焦点を絞って過不足なくまとめた、という印象。
「誰でもヒーローになれるか?」の結論は、「そのヒーローが誰にとってのヒーローなのか?」という条件によっって、変わりそうですね。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1030403960
ヒーローの語源は、物語の主人公、ということらしいですね。
物語の主人公は、その物語上唯一の存在、つまり、その人がいなければ物語は成立しない。なくてはならない存在。
上の語源から派生して、現在のヒーローを考えれば、
ある人Aにとって「この人じゃないとダメだ!」という人Bがいるのであれば、BはAにとってのヒーロー、と言えるのではないだろうか。
要するに、ある人にとって「この人じゃないとダメだ!」と思われることは、現実的な努力の範囲内でできるはずだ。
しかしながら、言うまでもなく、万人にとって「この人じゃないとダメだ!」と思われることは、全ての人にできることではない。
自分的には1つの結論を得てしまったw