愛がなんだ2
俺が思うに、テルコがハマっている理由は「マモルへの愛があるから」じゃないんだよね。なぜなら、テルコ自身、既に自分は悪い男に引っかかっちゃったなぁ、人生失敗しちゃったかなぁ・・・と、自覚しているから(劇中、それを彷彿とさせるシーンがいくつかあったと思う)。それでもテルコは突き進む。これは、もはや「マモルへの愛」ではなくて「自己への愛」とか「意地」みたいなものだと思ったんだよね。
ここでマモルのことを諦めたら、これまでマモルに費やしてきた時間が全て無駄になるし、マモルのことが好きであるという気持ちが嘘になる。私はそうじゃない!という意地。
恋愛に限らず、人が何かにハマる場合、この映画のような過程でハマっていくよなぁ。。。と思った。だからテルコには共感できた。
愛がなんだ1
「恋愛」という視点で観た場合、本作の登場人物にはあまり共感できないだって、ぼかぁこの映画のような、所謂、真っ当な恋愛って経験ないからwww。
しかし、本作の不思議なところは「恋愛」ではない視点を通して観るところができる点なんだよね。原作者の創作の苦労みたいなものが背景にあるのではないだろうか?と思った。
だから本作は、恋愛下手な人には特にオススメだ。恋愛の勉強になるし、恋愛下手な人は、この映画を恋愛以外の視点で観ることができるからだ。多分、恋愛上手な人とは違った感想が出てくると思う(リア充死ねwwwという感想しか出てこない奴は、末期だなwww)。
劇中、テルコがどんどんマモルにハマっていくんだよね。これは何故なんだろう?
この何故か?を考えるのが、この映画のオモロいところですね。人によって回答が違ってくるだろうからね。
@josejose 映画からエッチまでいった試しがねぇ!泣
チョイスが悪いのか?
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の感想です。 (4/4)
この映画の子供達を見てごらんなさい。誰一人として「自分は不幸だ」と思うものはいない。何故なら、子供はくだらない論理など知らないから。
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の感想です。 (4/4)
みんな勝手に、「ああ・・・これも自己責任だな。」と思い込み、不幸になっていく。これが、先進国における、本当に深刻な「負の連鎖」だと思う。それでもあなたは、この論理に従いますか?
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『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の感想です。 (3/4)
そもそも、「自己責任により人は不幸になるのだ!」という論理自体に、僕は反対する。人間はこの論理に従うべきではないと思う。何故か?それは、この論理は、無条件に世界のほとんどの人間を不幸にするから。これはどういうことか。あなたは、現実世界で頻繁に、「自己責任だから仕方ない」って思う場面が多いでしょう(僕は多い)?それは何故か?「自己責任で不幸になった人」を頻繁に目の当たりにしているからだ。つまり、「自己責任により人は不幸になるのだ!」という論理に従った場合、世界のほとんどの人は不幸になってしまう。
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の感想です。 (2/4)
この映画の妙にリアルで嫌ぁな感じがするところは、悪者が登場しないところ。まぁドキュメンタリーだから当たり前か笑。現実世界でもそう。こいつさえいなければ!という悪者はいない。だからこの世界は、もはや救いようがないんだよね。
この先の話は、映画からは少々脱線しますが・・・
この手の映画のレビューに「自己責任じゃん」っていう感想を言う人がいるのですが・・・この映画に登場する、モーテル暮らしの母親や父親達に対して自己責任だ!と言って何になるのか?
とはいえ「モーテル暮らし」という条件は、非常に特殊なものなので脇に置いておこう。
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の感想です。 (1/4)
社会派ドキュメンタリー風の映画です。子役も良いのですが、脚本がよくできていると思いました。子供の視点で日常生活を描きながら、だんだんと厳しい現実が見えてくる展開とかが上手い。
表面上はフロリダの真夏を子供が駆けずり回るだけの映画です(撮り方が上手い)。ぶっちゃけそれだけ。そこにあるのは子供の世界。雰囲気が似てる映画としては「マイマイ新子と千年の魔法」みたいな感じ?しかしその背景にある社会構造は、「マイマイ」とは全然違っている。
@batman_736 うんうん。ハリソンフォードはオーラありましたよね。新キャラ育てて欲しいですね。やたらと筋肉を見せびらかさないところも良いw
インディジョーンズまだやるんだw
CGなしで全てスタントマンがやるアクションと特撮オンリーで、気合い入れて撮るというなら、ちょっと観てみたい感はあるけど、、、どーせCG使うんだろうな。
インディジョーンズの最初の3つは、正にCG使ってないから良い!と言える、代名詞的な作品だと思う。でも今は使っちゃうんだろうな。多分。
でもやっぱCGで綺麗な映像にはして欲しくないな。
冒険中で、砂埃にまみれた感じとか、グロシーンの重厚さとか、フィルム独特の色合いとか、あれがインディジョーンズの良さ。
インディジョーンズの良さは、まだ若手だった頃のスピルバーグとルーカスの情熱と遊び心によるものだと思う。
今更スピルバーグに撮らせても、誰も幸せにならないんじゃないかなぁ。スピルバーグ自身、もうやりたくないだろ、ああいうのは。まぁ推測にすぎませんが。
だから若手に撮らせた方が良いと思う。
エドガーライトあたりに、1-3のパロディ作らせた方が面白いのでは、、、とは言えエドガーライトももう若手じゃねぇか。。。
程々に期待します。
改めて考えると、映画の構造がよくできている。この映画、「報道の自由」が「国民主権」のメタファーになっている。
本当に言いたいことは、「主権は国民にあるんだぞ!」ということ。
だから僕は、この映画のメッセージはマスコミに対してではなく、主権者である国民に向けたものであると思った。
特に、憲法についてなんやかんやウンチクを喚いてる人には是非とも観ていただきたい映画だ。
この映画を観て、「日本のマスコミも見習っていただきたい」以上の感想が出てこない人は、憲法を語る資格はない、とさえ思った。