『劇場版 機動戦士ガンダム』の感想です。 (3/3)
ガンダムというコンテンツを通して、製作者の中二病的なこだわりが所々で見える(特に戦争映画好きな人なら楽しめるのでは無いだろうか)。なんて言うか・・・「エヴァンゲリオン」と「スター・ウォーズ」を足して2で割ったような感じでした。
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『劇場版 機動戦士ガンダム』の感想です。 (2/3)
良い映画のお約束ですが、悪役もカッコいいんだ。主人公であるアムロから観たらジオン公国は悪役なんだけど、しかしそれは戦争という状況であるからこその悪役に過ぎず、敵の兵隊もみんな忠誠を尽くし勇敢に戦う男として描かれている。絶対的な悪というのは存在しない。
あと、民間人だった素人衆がホワイトベースの乗組員になって戦っていくという設定も上手いね。軍人を登場させるよりも楽しめる(何故なら、アニメの一般視聴者の大多数は軍人では無いのだから)。
SFとしても良い。このアニメ自体はフィクションですけど(一応、地球の未来の話なのかな?)、世界観とか、戦艦や戦闘機の運用方法とか、なんとなく現実世界と地続きになっているんだよね。
『劇場版 機動戦士ガンダム』の感想です。 (1/3)
面白かった。根強い人気が出るのも納得。
私のガンダム歴ですが・・・恥ずかしながら、初めてガンダムを観ました。
SFロボットアニメですが、この映画、何が良いって?脚本と編集が良い。そこが偉い。
これは戦争映画だわ。戦争映画として面白い。
アクションシーンがすごい!・・・というよりは、作戦の遂行や軍人の振る舞いをリアルに描くことに重点が置かれている。そこが良い。エヴァンゲリオンでもそうなんだけど、何が燃えるか?っていうと、司令室でのエヴァ運用シーンが燃えるんですよね。
『空の大怪獣 ラドン』の感想です。
怪獣とドッグファイトしたいなぁ
てゆーかラドン強くね?最強じゃん。どうやって倒すん・・・
え!・・・これで終わり?(笑)
どう終わらせるかは、制作者も苦心されたのでしょう。
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『マネー・ショート』の感想です。 (2/2)
あとクリスチャン・ベイルが良い。確かにこの人演技派だわ。
「喜劇」というのは誰かの「悲劇」である、という言葉は誰が言ってたものだっけ?
アメリカの凄さは、過去の失敗を分析して反省することができるという点であり、かつ、それをコメディ映画に消化させ、一般の人が楽しんでいるという点である。
こういう良いところは日本も見習った方が良いですね。
日本でも令和が始まるこのタイミングで、「平成」でこれをやったら良いんじゃないだろうか。「高度成長」という幻想にすがる平成を生きていた日本国民は、まるで、大東亜戦争を始めたあの頃の日本国民と全く変わってしぇ〜ん(コメディで)。すみません。調子乗りました。
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『マネー・ショート』の感想です。 (1/2)
いやぁ。面白かった。金融業界周りの難しい題材を、うまくエンターテインメントに仕上げていた。映画の出来はテーマでは決まらない。編集次第でいい映画になる。だから映画は面白い。アメリカの住宅バブル崩壊をコメディとして切る。さすがアメリカ映画・・・というか、こういった自己批判性はアメリカの良いところだよね。
サブプライム・ローン問題の仕組みを、分かりやすく、かつ、コメディタッチで描いています(・・・とはいえ、金融商品てのは元々複雑で難しいので、あまり、全体像がわかった!という感じにはならないです)。映画の中の説明により「日本でよくある食品偽装問題と同じじゃん!」ということが良く分かりました。
あとは、チョイチョイと実際のニュース映像やら2006年前後の時代の映像を挟み込まれていて斬新でした。ドキュメンタリーみたいです。
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@hikaribit 普通に面白いよね。複製人間は。
『バイス』3回目
これ、完璧に副◯◯の「バイス」と悪徳の意味の「バイス」を描いている!!
要はワイオミングの田舎の飲んだくれのクズがいかにしてアメリカの副大統領に上り詰め、なぜ、どのように最悪の副大統領になったか、を1963年を起点におよそ40数年のディック・チェイニーとホワイトハウス、そしてアメリカ合衆国そのものの流れを描いた超傑作である。
そこでキーポイントになるのがラムズフェルドの側近という天職と最強の内助の功である妻・リン、ディックの家族、時代、超ボンクラなブッシュ(息子の方)、ブッシュ政権というかチェイニー周りの脇の固め方、そしてイラク戦争……と見所だらけ!
ボンクラなディック・チェイニーの野郎の上り詰め映画としての面白さと『華氏911』、『ブッシュ』、『リダクテッド』など数々の9.11、イラク戦争関連の映画がもう一つ物足りなかった9.11→イラク戦争の核心をようやく掴んだ映画と思え、この両面で満足度が高い。
そんな中で、政権の失脚や自身の体調、家族絡みのスキャンダルで何度も転んでいながらも、また復活し着々と上り詰めるしぶどさに深くにも勇気付けられた。