『15時17分、パリ行き』、ほとんど記憶に残らない三人の顔が、事件の瞬間が訪れるや有為の顔に変わって見える不思議。そして走る列車の生なましさ。これも英雄誕生という「奇跡」を描く話だが、イーストウッドは御伽噺にする気はまるでなく、現実の報道映像と映画を混濁させる。これは何なのだろう。
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