ようやく『早春』を観られた。なるほどスコリモフスキ最高傑作に推す人が多いのもうなずける。15歳の少年の迷妄と暴走を描いて、小道具から色使いから鮮烈そのもの。惚れられる女の子にとっちゃえらい迷惑という点も含めて『牯嶺街少年殺人事件』を思い出す。主人公の美少年、どこかで見覚えあるなと思っていたら、ヴィスコンティの『ルートヴィヒ』で発狂する弟(オットー一世)を演じた人か!
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